【2021年】いまどきの鉄道ファン用語/列車の俗称集

【2021年】いまどきの鉄道ファン用語/列車の俗称集

鉄道ファン・鉄道マニアの用語集、俗語集はWeb上にありますが、どこか少し時代が前のものばかり…

ということでSNS時代の、いまどきならではの鉄道ファン用語集 / 俗語集を作りました。

 

 

列車の俗称

サメ

EF66形1000番台機関車のこと。

見た目のカラーリングが水色+白のサメと同じような風貌で、またライト部分の小さい丸がサメの目と似ているから。

 

 

スズメバチ

近鉄22600系「Ace」のこと。カラーリングがスズメバチと同じように見えることから。

現在は塗装変更により、スズメバチのカラーリングは存在しません。

 

 

半ライズ

寝台特急「サンライズエクスプレス」が、7両に分割されて走行する様子のこと。

サンライズエクスプレスはそれぞれ「サンライズ出雲(出雲市行き)」「サンライズ瀬戸(高松行き)」と行先に応じて名前が違い、途中岡山で切り離しを行ったサンライズエクスプレスは7両+7両の半分になる。

このことから、サンライズエクスプレスの半分=半ライズという言葉が出来上がった。

 

 

ヨンダーバード(ヨンダバ、ヨンダー)

大阪~金沢を結ぶ特急「サンダーバード号」のうち、683系4000番台を使用した車両のこと。「ヨンセン(4000)+サンダーバード」でヨンダーバード。「ヨンダー」や「ヨンダバ」とも。

登場当時、車内のコンセント設備有無(ヨンダーバードはコンセントあり)や、流線型先頭車が来るかどうか(ヨンダーバードは来ない)等の違いがあることから、両者が区別されていた。

 

ボンダバ

大阪~富山を結んでいた(当時)特急「サンダーバード号」を、489系ボンネットで代走した列車のこと。ヨンダバと同じで、「ボンネット+サンダーバード」でボンダバ

ただしこちらは(響きが悪いからなのか)「ボンダーバード」という使用例はなく、あくまで「ボンダバ」のみの模様。

本来、サンダーバード号は681系・683系の専用列車なのだが、何らかの事情で車両が回せない時、金沢の車庫で待機している489系が駆り出されたことがあった。

旧式車両で681系・683系並の速度が出ない為、やや遅れての運行であった。

現在は489系が廃車、及び683系の所要編成が充足した為、まず用いられない。

 

ボンたか

「ボンダバ」と同じで、こちらは特急「はくたか号」を、489系ボンネットで代走した列車のこと。

こちらも本来は681系・683系の専属列車の為、定時より遅れて運行される。

 

 

パノクロ

大きな窓で眺望を良くした(パノラマ車両)、運転台のついたグリーン車両のこと。

パノラマ車両(=パノラマビュー)かつ、運転台付車両を指す「」と、グリーン車を指す「」をあわせて「パノクロ」と称される。

元来485系「雷鳥」の運行時代に形式を判別する意味でも使われることが多く、現在でもJR東海383系「ワイドビューしなの」やJR西日本283系「(元)オーシャンアロー」などに残っているものの、やや減少傾向。

 

 

ゲッパ

EF65形機関車のうち、1118号車につけられた名前。

レンズの呼び方として「ゲ」が1を表す俗語であることから、1118→ゲゲゲッパ→略されてゲッパとなったそう。

側面に大きく「EF65」と書かれている有名な機関車。

 

 

げろしお

381系特急「くろしお号」の俗称。

国鉄時代に開発された381系は自然式振り子という遠心力に任せて振り子を動作させる仕組みで、「振り遅れ」や「揺り戻し」と呼ばれる自然慣性では出ない不自然な挙動が発生するため、乗り物酔い(=ゲロ)する人が続出したことから。

 

 

はくも

381系特急「やくも号」の俗称。くろしおと同じ理由から。こちらは「吐く」とかけられている。

 

 

ぐったりはくも

381系リニューアル車両である特急「ゆったりやくも」号の俗称。車両と共に俗称もグレードアップ。

 

 

カヤオペア

カヤ27形という予備電源車両を連結した寝台特急「カシオペア」号、またはその編成の俗称。

普段は展望車両「カハフE26-1」号車が連結されるものの、何らかの事情で代走する際に「カヤオペア」が生まれる。見ることが極めて少ないかなりレアな存在。

「カヤ」とは、積車重量47.5t以上の事業者用客車の意味。

 

 

電子レンジ

山手線で走るE235系電車のこと。前から見た風貌が電子レンジのようなデザインであることから。

 

 

 

食パン

国鉄419系電車のこと。上部分だけ斜めに削れ、下半分はまっすぐとしたデザインがまるで「食パン」のようという比喩表現。

もともと寝台列車として日本各地を走っていた583系の中間車だった部分を、先頭車になるようかなり無理をして改造した結果、まるで食パンのような特徴的な断面となったのが由来。

 

タダン

南海本線の特急「サザン号」に用いられる自由席車両の事。

和歌山方4両は座席指定特急券が必要だが、大阪方4両はそれが必要ない(=無料)事から。「タダのサザン」でタダン。

 

牛乳パック

EF64形電気機関車のカラーリングのこと。

 

 

トワ釜

深緑に黄色のラインがはいった EF81形機関車のこと。「トワ」はかつてこの色が塗られていたトワイライトエクスプレスを指し、「釜」は機関車のこと。

 

ローピン

ローズピンク色の塗装がなされたEF81形機関車のこと。

 

 

 

鉄ヲタ用語集

朝練

通勤・通学中の朝の時間帯に撮影すること。

 

あやめ砲

鉄道模型メーカーであるTOMIX・トミーテックからアナウンスされる、鉄道模型の新着情報のこと。広報担当キャラが「立石あやめ」という名前であることから。

→【記事】あやめ砲とは

 

エキセン

駅の端のこと。「駅」の「先頭」でエキセン。言わずもがな撮影に向いているので撮り鉄が集まる傾向にある。

 

 

大サロ(オオサロ)

JR西日本が所有するジョイフルトレイン「サロンカーなにわ」のこと。

大は「大阪鉄道管理局」、サロはサロンカーであることを指す。

 

学畜

(あらゆる面において)学校に支配され、主体性がない生活をしている様。いわば「社畜」の学生版。近年は学校生活そのものを指すスラングに転じる場合もある。

【記事】学畜とは

 

キトレン

デジタル一眼レフ・一眼とセットで販売されている「キットレンズ」の俗称。概ね18-55mmや75-300mmのレンズのこと。

キットレンズは概ね誰にも扱いやすいようなサイズ感・解像度・F値を意識して作られているので、オールラウンドにそれなりの描写を手軽に得られるものの、高価格帯のレンズと比較すると写りは今一歩。

 

激パ(げきぱ)

撮影地に同じ撮り鉄がたくさんいる様子。「激しくパニック」「激キャパ」の短縮語が語源。

 

自治鉄(じちてつ)

説明が少々難解なので以下のリンクから。

【記事】自治鉄とは

 

JRの事。コーポレートロゴが漢字の「尺」という文字に似ている事から。

JR西日本のことを「尺酉」、JR東日本のことを「尺束」という使い方をする。

 

 

地雷鉄(じらいてつ)

見ていて痛々しい、受け入れにくい、もしくは他人に迷惑をかけるような鉄道ファンのこと。

子供のように未成熟な価値観・倫理観で傍若無人に振る舞う人を指します。

名称の由来は、「触れてはいけないようなもの」から来る俗称の「地雷」+鉄道ファンの略語である「鉄」をつなげたもの。

 

まだ今ひとつ定義が定まっておらず、極めて主観的な物言いになりがち。

客観視した一例としては

・クソリプを送りまくる
・「無言フォロー禁止」などマイルールを他人に強制する
・言動や行動が幼稚
・言動や行動が独善的

など。

 

 

シンパ

一般的に「シンパ」は政治的思想に賛同した信奉者のことを指すが、鉄道ファン用語としての意味は「シングルアームパンタグラフ」のこと。

か細く見えるものの、実際には菱形以上の強度があることから近年主流となってきたパンタグラフ。

 

セサミクロ

正確には三菱電機が2009年2月に開発を発表した、グラフィック描画回路のこと。

それが転じて、液晶ディスプレイで表示される案内表示画面そのものを指すこともあるが、厳密にはそれらは「トレインビジョンシステム」と呼称される。

【記事】セサミクロとは

 

 

鉄道島(てつどうじま)

同人誌即売会(特にコミックマーケット[コミケ])における、鉄道関連サークルの固まりの事。

元来、複数の机を集めて一つの集まりとすることを同人誌即売会での専門用語として「島」と呼ぶ事から、「鉄道(ブースの)島」という意味合い。

 

 

トプナン

鉄道車両の形式において一番最初に作られた車両のこと。トプナンは「トップナンバー」の略語

原則的には形式番号の末尾が「1」「01」だとトプナンだが、形式によって多少の差異がある。

 

【例】大阪メトロのトプナン車両は次の通り。

・30000系→32601,31601(厳密には32601が先)
・新20系→22601・23601、21601,25601,24601(厳密には22601・23601が先)
・10系→1101
・70系→7101…ではなく、試作車として落成した7113・7262・7161・7061の4車両
・100A系→100系からの通算なので100-17編成

このように形式ごとに事情がバラバラなので、「トプナン」かどうかは調べてみないとなんとも言えない。

 

【記事】トプナンとは

 

 

JR東日本の自動改札機(EG20型)に搭載されている、不正乗車防止用装置のこと。

 

従来の改札機では不正乗車の他、運賃の不足時などこの切符では改札を通れないという場合に「ピンポン」という音で駅係員に周知していたが、今回のEG20型では不正乗車時など悪意ある通過と想定される場合、ピンポン音ではなく「シャララララーン」という音と共に改札が虹色に光ることから。

2012年に発表された文献ではこのような機能について特別記載がなく、2019年頃から追設されたものと思われる。

 

【参考文献】
東日本旅客鉄道株式会社、JR東日本メカトロニクス株式会社「新型自動改札機(EG20)の開発」2013年

 

ニートレイン

何らかの事情で運転する機会がなく、車庫で休止し続けている車両のこと。元々はE331系に使用された言葉。

「ニート(働かない)+トレイン」でニートレイン。近年ではコロナウイルスの影響で運用から外れた271系に用いられるケースがあった。

 

バカ停

ダイヤ上の都合などで旅客駅や信号所、貨物駅などにて長時間停車していること。「バカみたいに長時間車している」という語源から。

バカとありますが、否定的なニュアンスで用いられる訳ではなく、単純に「長時間停車をしている」という中立的な認識の言葉。

静岡の方では「バカ」を単なる強調の意味合いで使うらしく、語源はここからの可能性がある。

 

 

バリザツゴン

四字熟語「罵詈雑言」(ばりぞうごん)の読み間違え。

鉄道Youtuberであるダイさんが、相鉄の話で炎上した事による謝罪動画で出された言い間違いに対する揚げ足取り。近年は「相鉄」の事を指すように転化し始めている。

 

 

末期色(まっきいろ)

広島・岡山地区においての車両塗装色の俗称。

2010年頃からJR西日本は経費削減や、近畿地区車両の更新工事における工場の空きを確保する為に車体への1色塗りを行うようになり、広島・岡山地区では「瀬戸内の太陽」をイメージした黄色であったことから。

 

 

 

B

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撮影者の数のこと。例えば30人が千里中央駅にいるなら「千里中央30B」という風に用いられる。

貨車を示す「Box」や、「BT」(バカ撮り鉄)からの略語である、とも言われる。

 

C電

JR京都線・JR神戸線の普通電車のこと。そこから転じて、普通電車の俗称へ変化しつつある。

由来は列車番号の末尾が「C」であることから。

 

S式

元は「障害物で車両の一部が隠れてしまう撮り方」という意味合い。駅ホームでの撮影で床下が隠れたり、停車目標や電柱で車体が隠れたりすることを指した。

しかし近年ではそれが転化して、スマホ縦撮りかつ駅で撮影するような、何ら捻りのない撮影の事を指す。カメラでの駅撮りをS式とするかは人によってまちまち。

 

TP

本来やらなければならない事を放り投げている様子。TPは機関車の「突放」が由来。

【使用例】「学畜TPして撮り鉄する」=学業を放り出して撮り鉄をする

 

13連勤電鉄

京浜急行電鉄のこと。

【記事】13連勤電鉄とは

 

 

 

用語記事関連リンク

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【鉄道ファン用語】げろしおとは

【鉄道ファン用語】パノクロとは

 

【鉄道ファン用語】トプナンとは

【鉄道ファン用語】バリザツゴンとは

【鉄道ファン用語】バカ停とは



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