でんぐるまひろしとは、「電車に詳しい人」を揶揄するスラングです。
電車に詳しい人のことを「電車博士」と呼ぶことがありますが、(電)車博士の漢字を訓読みすると「でんぐるまひろし」になる字面のユニークさから、近年よく使用されているのを見かけます。
いつから?
発祥は2020年3月以前。
このツイートが現在遡れる最古のものですが、体感的にはもう少し前からあったようにも思います。
そもそも「電車博士」というワードには、字面通り
・「電車に詳しい人」を指すだけの意味と
・「電車には詳しいが、場の空気が読めない変な人」
の2通りの意味合いがあります。
今回の「でんぐるまひろし」の場合は、後者が由来となっています。
例えば…
・自分の知識を一方的に語る
・聞いてもないことを余計なことまで話す
・隙あらば自分語り
などなど。
実例
実際に使われている例を見てみても、
・でんぐるまひろしにまともな議論は期待できない
・でんぐるまひろし、世間知らずが多くて泣いてる
・でんぐるまひろしからクソリプが来て不快
と、やや否定的な論調が目立ちます。
また上記から転じて、自分のことを自虐的に「でんぐるまひろし」呼びするケースも見られます。
電だけ音読みで残っているのは、常用漢字として訓読みがないことや、電車のことを「電」と略して発音することもあることが理由と思われます。
例えば、今乗っている電車に対して「乗車電」という言い方をしたりします。
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