2023年春『JRダイヤ改正』まとめ

2023年春『JRダイヤ改正』まとめ

本日発表があった、JR各社のダイヤ改正。

昨年と同じように鉄道趣味的な見地から車両運用の変更や廃止・撤退関係を中心にざっくりとまとめました。

(順次更新しています)

 

大きな動き一覧

具体的な動き対象車両
JR西日本おおさか東線の大阪駅乗入れ
JR淡路停車
大阪駅地下ホームの開業
梅田貨物線の地下化
221系、281系など
JR西日本新快速Aシートの新製投入225系(2ドア)
JR西日本奈良線複線化221系
JR東海HC85系「ひだ」、全列車をHC85系へ統一
HC85系、大阪駅へ乗り入れ
入:HC85系
出:キハ85系
JR東日本高崎線特急にE257系を投入
特急「草津」の名前を「草津・四万」に変更
入:E257系
出:651系
JR東日本北陸・上越新幹線のE7系統一、E2系撤退入:E7系
出:E2系
JR東日本柏駅に特急「ときわ」の全列車停車
JR東日本横須賀線へE235系(スカレンジ)を追加投入
快速アクティー運転廃止
E235系
JR北海道737系の室蘭線投入(5/20~)入:737系
出:キハ143系・H100形
JR北海道オホーツク・大雪にキハ283系を投入
富良野線にH100形を投入
入:キハ283系
出:キハ183系
JR北海道留萌線 石狩沼田~留萌間廃止
JR東日本幕張豊砂駅、前潟駅の開業

 

JR西日本

【近畿統括本部】
おおさか東線の大阪駅乗入れ
・大阪駅地下ホーム開業
・くろしお、はるかの大阪駅停車
・奈良線複線化
・新快速「Aシート」を2往復→6往復へ増発、2ドアの225系新製投入

【金沢支社】
・北陸新幹線の2分速達化
・朝ラッシュ時、越中八尾発富山行き列車を増発

【中国統括本部(旧広島支社・岡山支社)】
・スーパーおき、マリンライナーの接続改善
・「はまかぜ」2,5号の運転区間短縮(2号は鳥取→城崎温泉始発、5号は鳥取行き→豊岡行きへ)
・宇野線茶屋町~宇野間、11・13時台の運行が消滅

おおさか東線の大阪駅乗り入れは既報通りですので、上記リンクからどうぞ。

出典:西日本旅客鉄道「2023 年 3 月 18 日(土)ダイヤ改正について」

今回最も注目なのは、新快速Aシートの「225系新製投入」でしょう。

イメージリリースを見る限りでは、2ドアの225系として竣工するようです。ドアも片扉ですね…?京阪特急かな???

京阪間輸送では先日、2ドア車両であった阪急6300系が現役から退きましたが、まさかJRから思わぬ形でまた2ドア列車が京阪間輸送に爆誕することになろうとは……

新製投入本数は2編成です。

また、長らく奈良線のJR藤森~宇治、新田~城陽、および山城多賀~玉水間で行われていた複線化工事がようやく完了し、都~城陽間が複線化されます。

この工事で対向列車の待ち合わせが解消することで、「みやこ路快速」の5分速達化や増発が行われます。

 

関連記事:
おおさか東線が新しい大阪駅に乗入れ!直通快速は淡路に停車へ

参考文献:
西日本旅客鉄道株式会社「2023年春のダイヤ改正について

 

 

JR東海

【東海道新幹線】
・N700S系の追加投入

【在来線】
・「ひだ」の定期列車をHC85系に統一、キハ85系は撤退へ
・HC85系、大阪駅乗入れ
大阪⇔高山直通のひだ25号および36号が、HC85系運用になります。

今回最も大きな話題といえそうなのは「HC85系の投入とひだ統一」、「HC85系の大阪駅乗り入れ」でしょう。

従来「ひだ」を走ってきたキハ85系の運用は、残り「南紀」のみとなります。

 

一方、北近畿タンゴ鉄道では「2両1編成の中古(ディーゼル)車両を導入」する方針であることがリークされていますが、キハ85系の導入が有力視されています。

今回はっきりと離脱時期が出たことで、より一層信憑性が高まりつつあります。

 

関連記事:
【丹鉄】2両1編成の中古車両導入を発表。KTR001の置換?

参考文献:
東海旅客鉄道株式会社「2023年3月ダイヤ改正について

 

JR東日本

【新幹線】
・上越新幹線、北陸新幹線の全車E7系統一、E2系は撤退

【在来線】
・高崎線特急にE257系を投入、651系の撤退開始
・特急「草津」の名前を「草津・四万」に変更
・横須賀線へE235系(スカレンジ)を追加投入
・快速アクティー運転廃止

1日夜間2本だけと風前の灯火となっていた快速アクティーですが、今改正でついに廃止されることになりました。

東京19:48発のアクティーは上野始発の普通列車(E231系/E233系)に置き換わり、20:48発のアクティーは運転終了となります。

1989年に設定され、30年近くにわたって運行を続けてきた快速アクティー。

二階建て車両である215系の印象が強い電車でしたが既に全廃となっており、現在はE231系で運行されています。

 

参考文献:
東日本旅客鉄道株式会社「2023年3月ダイヤ改正について

 

JR九州

・新大阪行き始発の「みずほ600号」が現行より25分繰り上げ
・停車駅の多いタイプの「ソニック」が赤間駅に全停車
・熊本地区の終電繰り上げ(10分~15分)

鹿児島中央発の「みずほ600号」は現在、鹿児島中央を7時に発車していますがこれを6:35発に繰り上げ

新大阪到着が10時21分になります。

 

参考文献:
九州旅客鉄道株式会社「2023 年春ダイヤ改正

 

JR四国

・岡山駅での接続改善による新幹線での大阪・東京への時間の短縮

…これだけ……?えっ…?

 

参考文献:
四国旅客鉄道株式会社「2023年3月一部ダイヤ改正について

 

JR北海道

737系の室蘭線投入(5/20~)、キハ143系とH100形を置き換え
・H100形を富良野線に投入、全列車を置き換え
・特急「オホーツク・大雪」をキハ283系で運行、キハ183系の撤退
・北海道ボールパークFビレッジの開業に合わせ、北広島~札幌間に臨時列車を増発
・快速「エアポート」の運転取りやめ解除
・留萌線 石狩沼田~留萌間廃止

西日本・東日本に続いて動きが大きかったのが北海道新製される737系を室蘭線へ投入します。

室蘭線は長らく電化路線でありながらディーゼル車両が走っていましたが、今回ようやく本領を発揮できることになりそうですね。

玉突きとなるH100形は富良野線へ転属…かと思いきや、3月時点でH100形になるので別路線へ移動になると思われます。

また、留萌線の石狩沼田~留萌間が廃止となります。

 

関連記事:
【速報】JR北海道、新型電車「737系」を発表

 

参考文献:
北海道旅客鉄道「2023年3⽉ダイヤ改正について

 

JR貨物

・EF210形を15両、DD200形を3両増備
・コンテナ4000個を増備(20D、20G、V19C)

参考文献:
日本貨物鉄道株式会社「2023年3月時刻改正 新しい貨物鉄道輸送サービスのご案内 

 

 

他にもこんな動きがあるよ…!」というのがありましたら、是非twitterなどでご教示頂けると幸いです

 

関連リンク

 

2022年春『JRダイヤ改正』まとめ

【まとめ】2021年春『JRダイヤ改正』における車両の動き

今週の鉄道イベント情報

4月25日(木)
4月26日(金)
4月27日(土)
4月28日(日)
4月29日(祝)
4月30日(火)
5月1日(水)
5月2日(木)
5月3日(祝)
5月4日(祝)
5月5日(祝)



JR西日本カテゴリの最新記事

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

Braveでは閲覧できません

Braveでの閲覧はお断りしています

Powered By
Best Wordpress Adblock Detecting Plugin | CHP Adblock