今年7月にまちびらきを予定している、大阪駅北側の「グラングリーン大阪」。
ここは元々JR貨物の梅田駅があった場所を再開発したもので、15年にわたって建設が進められてきた、大阪最後の一等地と呼ばれる場所です。
これにあわせ、現在大阪駅では「イノゲート大阪」「うめきたグリーンプレイス」の2つの駅ビル計画が進んでおり、もうまもなく開業予定となっています!
そんな界隈の現在の工事状況を見てきました。
まず「おさらい」
あまりに急激に再開発が進展しすぎて、どれがどのビルなのかがわからないと思うので、ここで一旦おさらいしてみましょう。
新しく出来たのは
・JPタワー大阪(日本郵便・JR西日本系)
・イノゲート大阪(JR西日本)
・うめきたグリーンプレイス(地下の大阪駅ビル、JR西日本)
・グラングリーン大阪(三菱地所・阪急阪神ホールディングス系)
の4スポットで、
あとの「大阪駅ノースゲートビルディング」や「グランフロント大阪」などは現在既に供用されている建物です。
今回ご紹介するのは、その中でも鉄道に関係している「うめきたグリーンプレイス」と「イノゲート大阪」です。
大阪駅ビル「うめきたグリーンプレイス」
2023年に先行開業した新しい大阪駅地下ホーム。
おおさか東線の電車の他、特急「はるか」「くろしお」が入線する真新しい駅ですが、現在その上に駅ビル「うめきたグリーンプレイス」の建設が進行中です。
施設の完成イメージ。
「大阪駅」の文字が示すように、大阪駅との一帯施設として建設中です。
「うめきたグリーンプレイス」は、ペデストリアンデッキで大阪駅と直結しています。
駅ビルは低層階を中心とした建物で、JR西日本系の大鉄工業が担当。
敷地面積12,500平方メートル、地上3階建ての建物で、20店舗のテナントが入る予定となっています。
ちなみに駅ビル「うめきたグリーンプレイス」は左側の建物だけで、右側の半ドーム状の建物はグラングリーン大阪の施設となっています。
うめきたグリーンプレイスは、この界隈では最も遅い2025年春に開業予定です。
イノゲート大阪
大阪ステーションシティの一環として現在建設中のビルが、イノゲート大阪です。
旧大阪駅11番ホームを解体して出来たスペースに建設され、先程ご紹介した「うめきたグリーンプレイス」とも直結します。
ちょうど既存の大阪駅と大阪駅地下ホームとの中間地点に位置する、大阪駅の新しい拠点です。
ビルは既に竣工しており、今年の7月31日にオープン予定となっています。
イノゲート大阪も大阪駅の一環として建設されているので、「大阪駅」の文字がビル低層部に見られますね。
もう少し拡大。
2-5階のビル低層部には、「バルチカ03」と名付けられたレストラン街が集結しています。
ギャラリー
グランフロント前から現在の大阪駅界隈の様子。このあたりは本当に何もなかったのですが、この15年でめざましい発展を遂げましたね。
伊丹空港が近いこともあり、ビルの高さ制限があるのが悔やまれるところ…
梅田スカイビル近辺からの様子。「うめきたグリーンプレイス(大阪駅地下ホーム)」からの連絡橋が現在建設中です。
梅田スカイビルからの眺め。パッと見だと梅田なのかわかりませんね
グランフロントから西側の様子。
ビルごとにオープン時期は異なりますが、それぞれ万博開催までにはオープン予定となっています。
【うめきた界隈 新ビル開業日まとめ】
JPタワー大阪(KITTE大阪):2024年7月31日開業
イノゲート大阪:2024年7月31日開業
グラングリーン大阪:2024年9月6日先行まちびらき
うめきたグリーンプレイス:2025年春開業予定
関連リンク
参考文献
- 西日本旅客鉄道、JR 西日本不動産開発、JR 西日本大阪開発「大阪駅(うめきたエリア)地上部開発 施設名称を「うめきたグリーンプレイス」に決定 ~うめきた2期エリアの玄関口にて、みどり豊かな都市型ショッピングセンターの誕生~」