2024年7月9日、阪和線や関空快速などで用いられる223系0番代車両最後の原型車となる、HE414編成が吹田総合車両所へ入場したようです。
HE414編成の工事完了をもって、223系0番代は全ての車両が更新化改造され、原型車両が消滅することになります。
勘違いしやすいのですが、223系は0番代は主に「関空快速」で用いられる車両、1000番代・2000番代が「新快速」に用いられる車両です。
【追記】2024年11月5日、リニューアル工事が完了して試運転が行われたようです。
つぶらな瞳
223系0番代車両は、丸目ライトが印象的な車両ですね。
JR西日本の黎明期である1994年に登場した車両で、近郊型車として先に登場していた221系をベースに、207系で用いられたステンレスボディを採用。
後に一大ファミリーを築いた、223系シリーズの嚆矢となる車両です。
この車両をベースに、新快速や丹波路快速、快速「マリンライナー」や果てはキハ127形なども生まれていきました。
2018年から、経年25年が経過したことで更新工事を実施。
基本的な顔つきは変わらないものの、
・種別幕、行先がフルカラーLED化
・ヘッドライトとフォグランプが狭い枠内に2灯入れられている
・独立して配置されていたテールランプがなくなる
・VVVFはIGBTに変更
など、細部に変更点が見られます。
今回吹田へ入場したHE414編成も、同様の工事を経て返ってくることでしょう。