南海電鉄は、現在加太線で運行している「めでたいでんしゃ」の新しい車両として、2000系を就役させると発表しました。
これまでは7000系を用いていましたが、今回初めてVVVF車両である2000系での登場となります。
5代目の「めでたい」
めでたいでんしゃは、和歌山県の加太観光協会・磯の浦観光協会と南海電鉄が共同で、加太線沿線の魅力を発信する「加太さかな線プロジェクト」として登場した改造車両です。
7000系をそれぞれ改造し、ピンク色の「母:さち」、水色の「父:かい」、赤色の「子供:なな」、黒の「母の兄:かしら」の4編成が現在運行されています。
その人気は高く、臨時で難波駅へ特別運行された日には100人近くが集まるほどでした。
5編成目となる今回は「とお~い祖先」として登場し、名称はまだ決められていません。
支線投入が続く2000系
南海では現在、本線系統の支線3路線で2000系の投入が始まっており、多奈川線・高師浜線、そして今回の加太線に2000系が投入されています。
今回加太線の「めでたいでんしゃ」として投入される2000系は、その性質上「加太線(と和歌山港線)専用電車」となりますね。
果たしてどの編成が対象となるのでしょうか…。