南海電気鉄道の高野線で使用される2300系電車の編成表です。
山岳路線である橋本~極楽橋間の専属列車として使用されています。
2022年現在、小原田検車区において4本が配置されています。
所属車両基地:小原田検車区
運用路線:高野線
小原田検車区所属
編成名 | 基本編成 (←橋本/難波 | 極楽橋→) | 竣工日 | メーカー | |
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2301F 「さくら」 | 2301 Tc – 2351 Mc
| 2004 | 東急車輛製造 | |
2302F 「はなみずき」 | 2302 Tc – 2352 Mc
| 2004 | 東急車輛製造 | |
2303F 「しゃくなげ」 | 2303 Tc – 2353 Mc
| 2004 | 東急車輛製造 | |
2304F 「コスモス」 | 2304 Tc – 2354 Mc
| 2005 | 東急車輛製造 |
ギャラリー
南海電鉄2300系は、2005年に登場した電車です。
基本的には2000系と同一ですが、2000系では単独での運用が出来なかった関係や、需要の変動、また高野山の世界遺産登録を記念して新しく形式が起こされ、「2300系」として落成しました。
南海電車といえば青色とオレンジですが、2300系だけは朱色を纏っています。
これは高野山の名所「根本大塔」にちなんだ塗装で、特急「こうや」用30000系・31000系、および高野山ケーブルとも同じカラーとなり、高野山を取り巻く鉄道としての一体感が出ています。
現在のダイヤでは橋本~高野山間のみの運行ですが、かつては難波11時発の快速急行に2000系と連結した6連で、1日1度だけ山から降りてきていました。
2000系と異なりシングルアームパンタグラフを採用し、幾分すっきりした屋根周りになりました。
2000系では「ヘッドライトが内側・種別灯が外側」というデザインでしたが、2300系ではその逆の配置となっています。
これは急カーブでの視認性向上の為に採られた措置で、平坦線用である8300系ではこのスタイルは受け継がれませんでした。
極楽橋発最終の2300系。終電とはいえ普段と変わらない様子でした。