南海2000系による「新しいめでたいでんしゃ」がいよいよ姿を表しました…!
2024年7月9日、南海2000系2036Fが千代田工場からの出場回送を実施し、本線上にて「はじまりのめでたいでんしゃ」が走る姿が目撃されています。
出場とは
電車が法で定められた定期検査(車でいう車検のようなもの)を終え、通常運転へ復帰すること。
南海本線上を走る2036F。イメージリリース通り、パステル調の優しい色合いですね。側面窓には「めでたいでんしゃ」特有の目玉が描かれています。
高野線千代田駅から一旦難波まで走り、折り返して南海本線へと回送されたようです。
「めでたいでんしゃ」とは
撮影:鉄道プレス編集部
めでたいでんしゃは、和歌山県の加太観光協会・磯の浦観光協会と南海電鉄が共同で、加太線沿線の魅力を発信する「加太さかな線プロジェクト」として登場させた改造車両を指します。
めで”たい”と名のつく通り、車体側面は魚の絵柄がラッピングされています。
撮影:鉄道プレス編集部
これまでは7000系をベースにそれぞれ異なるラッピングがなされ、現在
・ピンク色の「母:さち」
・水色の「父:かい」
・赤色の「子供:なな」
・黒の「母の兄:かしら」
の4編成が就役済み。加太線や和歌山港線にて運用されてきました。
今回5編成目となる「めでたいでんしゃ」は、7000系ではなく新しく2000系が改造車両として選ばれています。
これは、現在南海電鉄の支線へ2000系の投入が続いていることから、今回の「はじまりのめでたいでんしゃ」もその一環であると思われます。