南海電気鉄道の本線・高野線で使用される2000系電車<ズームカー>の編成表です。
本線では各駅停車専門ですが、高野線では急行から普通列車まで幅広く使用されています。
2022年現在、住ノ江検車区と小原田検車区において64両が配置されています。
所属車両基地:住ノ江検車区・小原田検車区
運用路線:南海本線・高野線
小原田検車区所属(高野線)
4連
編成名 | 基本編成 (←難波 | 極楽橋→) | 竣工日 | メーカー | |
---|---|---|---|---|
2041F | 2041 Mc – 2091 M – 2141 M – 2191 Mc | 1995.5 | 東急車輛製造 | |
2044F | 2044 Mc – 2094 M – 2144 M – 2194 Mc | 1996.8 | 東急車輛製造 | |
2045F | 2045 Mc – 2095 M – 2145 M – 2195 Mc | 1997.7 | 東急車輛製造 | |
2046F | 2046 Mc – 2096 M – 2046 M – 2196 Mc | 1997.8 | 東急車輛製造 |
2連
編成名 | 基本編成 (←難波 | 橋本/和泉中央→) | 竣工日 | メーカー | |
---|---|---|---|---|
2021F | 2021 Mc – 2171 Mc
| 1997.8 | 東急車輛製造 | |
2022F | 2022 Mc – 2172 Mc
| 1997.8 | 東急車輛製造 | |
2023F | 2023 Mc – 2173 Mc
| 1997.8 | 東急車輛製造 | |
2024F | 2024 Mc – 2174 Mc
| 1997.8 | 東急車輛製造 | |
2033F | 2033 Mc – 2183 Mc
| 1994.4 | 東急車輛製造 | |
2034F | 2034 Mc – 2184 Mc
| 1994.4 | 東急車輛製造 | |
2035F | 2035 Mc – 2185 Mc
| 1994.4 | 東急車輛製造 | |
2036F | 2036 Mc – 2186 Mc
| 1995.4 | 東急車輛製造 | |
2037F | 2037 Mc – 2187 Mc
| 1995.4 | 東急車輛製造 | |
2038F | 2038 Mc – 2188 Mc
| 1995.4 | 東急車輛製造 | |
2039F | 2039 Mc – 2189 Mc
| 1995.4 | 東急車輛製造 | |
2040F | 2040 Mc – 2190 Mc
| 1996.8 | 東急車輛製造 |
※M…電動車 c…運転台付
住ノ江検車区所属(南海本線)
4連
編成名 | 基本編成 (←難波 | 関西空港/和歌山市→) | 竣工日 | メーカー | |
---|---|---|---|---|
2001F | 2001 Mc – 2051 M – 2101 M – 2151 Mc | 1990.2 | 東急車輛製造 | |
2002F | 2002 Mc – 2052 M – 2102 M – 2152 Mc | 1990.6 | 東急車輛製造 | |
2003F | 2003 Mc – 2053 M – 2103 M – 2153 Mc | 1990.6 | 東急車輛製造 | |
2042F | 2042 Mc – 2092 M – 2142 M – 2192 Mc | 1996.7 | 東急車輛製造 | |
2043F | 2043 Mc – 2093 M – 2143 M – 2193 Mc | 1996.8 | 東急車輛製造 | |
2連
編成名 | 基本編成 (←難波 | 関西空港/和歌山市→) | 竣工日 | メーカー | |
---|---|---|---|---|
2031F | 2031 Mc – 2181 Mc
| 1992.11 | 東急車輛製造 | |
2032F | 2032 Mc – 2182 Mc
| 1992.11 | 東急車輛製造 |
ギャラリー
南海電鉄2000系は、1990年に登場した通勤電車です。
元々は高野線の大運転(難波~極楽橋間)用に登場した車両で、ズームカーの愛称があります。
ズームカーとは
高野線は20m級車両が入れる一般鉄道仕様の難波~橋本間と、短い車両しか入れない山岳鉄道仕様の橋本~極楽橋間と異なる性格を有しています。
このどちらにも対応出来るように設計された車両が、まるで広角にも望遠にも対応できるカメラのズームレンズのよう…という比喩表現から生まれた愛称です。
一般通勤車両用ズームカーとしては、21001系・22001系に続き3代目にあたります。
【通勤用ズームカーの系譜】
・21001系…初代ズームカー(現在大井川鉄道に在籍)
・22001系…2代目ズームカー(現在和歌山電鐵や「天空」で活躍)
・2000系…3代目ズームカー
・2300系…4代目ズームカー
窓まわりなどは9000系などと近い形ですが、車体前面は非常に近代的な造形となりました。
2000系は2両が基本編成ですが、故障時にバックアップする体制を採っている為基本的に2両で走ることはなく、必ず2+2以上の編成で走行しています。
これが、後に山岳区間向け用車両である2連の2300系を作ることにもなりました。
多客時や何らかの理由で編成の都合がつかない場合、全車自由席の特急車両としても用いられます。
VVVFサウンド
南海では初めてとなるVVVFインバータを採用した車両で、豪快なGTOサウンドは病みつきになります。