阪急電鉄は、支線級路線である伊丹線・箕面線・嵐山線の3線において、順次ワンマン運転を実施すると発表しました。
開始年度は各路線ばらばらですが、最も早い伊丹線では2024年3月から運行を開始するとしています。
伊丹線…2024年3月23日より
箕面線…2026年春頃より
嵐山線…2027年春頃より
固定柵も設置
ワンマン運転実施にあたっては、ホームドア…ではなく、センサー式の固定柵を設置してワンマン運転をアシスト。
車両とホーム固定柵の間に乗客がいないかを検知し、安全を確認した上で列車が出発できるシステムにするとのことです。
この方式は、近鉄けいはんな線にて実績があるタイプですね。
尚、既にワンマン運転を実施している甲陽線・今津線についてもこのホーム柵を設置するとしています。
6300系はどうなる?
嵐山線といえば現在2ドアの6300系が運行されていますが、固定柵を導入してドア数が限定されるようになると、2ドアと3ドアでドア数が異なってきます。
通常のホームドアだとドア数が異なる電車の運用が難しくなりますが、今回は固定式柵なので実質的には影響が少なそうにも見えます。
しかし、2024年春から新型車両の2300系の導入が明言されており、それに伴う旧型車両(9300系)の押し出し→他系列の押し出し→6300系の廃車に…という流れもなくはなさそうですね。
折しも京とれいんで廃車となった6300系の話題をお伝えしたばかりなので、嵐山線の6300系も2027年までには全車撤退となってしまうのでしょうか
Stella Rail Sideさんによると、6300系は2027年で経年50年を超えるそうです
阪急電鉄は経年50年あたりが寿命の目安となっており、やはり動向が怪しいことには変わりなさそうです
関連リンク
参考文献
阪急電鉄「伊丹線・箕面線・嵐山線においてワンマン運転を開始します」