札幌市営地下鉄で現在使用されている到着メロディ「雪と虹のバラード」が、2024年3月をもって供用停止となることが複数のメディアにより明らかになりました。
このメロディはオリンピック開催の機運醸成として導入された曲で、2019年2月から地下鉄3路線で導入されていました。
しかし、2023年12月に決定したオリンピックの招致停止に伴い、メロディを導入する理由がなくなったことから、停止に至ったようです。
札幌といえばこの曲だっただけに、寂しいですね…
5年で終了
「雪と虹のバラード」は、1972年に行われた札幌オリンピックのテーマ曲として作られた歌です。
先にも書きましたがオリンピック招致の機運醸成の為、2019年2月4日から南北線・東西線・東豊線の3路線・26駅にて導入されました。
【メロディが導入された駅】
南北線:北34条、北18条、北12条、大通、すすきの、中島公園、幌平橋、中の島、平岸、自衛隊前、真駒内
東西線:二十四軒、西28丁目、円山公園、西18丁目、菊水、東札幌、南郷7丁目、南郷13丁目、南郷18丁目、大谷地、ひばりが丘
東豊線:新道東、環状通東、北13条東、大通※基本的に相対式ホームが対象となります
特に真駒内駅には、メイン会場となった「真駒内屋外競技場」があるだけに、札幌市交通局も力を入れていたようですね。
本来島式ホームなので採用が難しいながらも、スタジアムが近いことや始発駅であることも勘案して、特別に導入へ踏み切ったようです。
今後は無音?
おそらく今後は無音(ブザーだけ)で電車が到着することになると思われます。200万都市の地下鉄で無音で電車が入ってくるというのは、いささか寂しいものがありますね。
鉄道の駅メロは、その土地へ行ったことを思い出させてくれるアイテムなので、別のメロディでもいいので再導入してほしいところです…。
関連リンク
参考文献
札幌市「市営地下鉄における接近放送メロディとしての「虹と雪のバラード」導入」