札幌市は、2028年度までの交通事業経営計画資料において、現在南北線で使用している主力車両5000形を更新することを公示しました。
更新というと「新規車両の導入」と「既存車両の改造」の2パターンがありますが、【新規】や製造との記載があることや既存車の経年度合いから、新車導入の可能性が高そうです。
まもなく30年
比較的新しく見える5000形ですが、01編成は1995年誕生と2025年で経年30年を迎えます。
その後17本が1999年まで増備された後、3000形の置き換え用として同一形式が2009~11年にかけて3本製造され、合計20本が在籍しています。
今回置き換え対象となるのは、やはり1995~97年に製造された17本のグループでしょうか。
日本最速
5000形は地下鉄車両としては日本最速の加速力を持ち、札幌市の主力路線である南北線を走ることから、北海道では唯一の4ドア車両となっています。
ホームドアも整備されていることから、新型車両も5000形と同規格の車両になると思われます。
新車は今後
・2024年度に仕様策定、機能検討を実施
・2025年度以降から契約・設計・製造開始
というスケジュールを踏んでいくようです。
果たしてどんな形式・車両が生まれるのでしょうか。楽しみですね。
関連リンク
参考文献
札幌市『札幌市交通事業経営計画[令和元~10年度(2019~2028)]改定版 骨子(案)』