地元メディアの北海道新聞や共同通信社は、2031年を目指して建設中であった北海道新幹線新函館北斗~札幌間の延伸工事が間に合わず、当初より遅れる見込みであると報じています。
尚、鉄道建設・運輸施設整備支援機構やJR北海道からは、今のところ公式発表がなされていません。
オリンピックが伸びたので…
北海道新幹線は現在、新青森~新函館北斗間のみが開業していますが、2030年度末に新八雲・長万部・倶知安・新小樽・札幌の5駅が開業する予定でした。
札幌駅前では既に新幹線開業に伴い再開発が始まっており、駅前にあった「札幌ESTA」が今年の8月末に閉館するなど動きを見せています。
この延期には、札幌市が「札幌オリンピック」の開催予定を2030年から2034年以降へ延期したことを受け、必ずしも急ぐ必要がなくなったことが背景としてあります。
出典:JR北海道 2)
新幹線札幌駅のイメージパース。既存の札幌駅から東側に伸び、創成川通の真上にホームが設置される予定です。
延期後の具体的なスケジュールについては明らかにされていませんが、残念ですね…。
新幹線が出来れば札幌~函館が1時間程度で結ばれ、青森へのアクセスも至便になります。
現在の特急「北斗」だと4時間程度かかります…。
関連リンク
参考文献
- 北海道新聞「<独自>北海道新幹線 30年度札幌延伸延期へ 五輪断念受け調整」
- JR北海道「新幹線札幌駅の概要について」