2030年末に予定されている北海道新幹線の札幌延伸。そのターミナルとして開業予定の札幌駅ですが、在来線ホームとの距離が当初計画からどんどん遠くなっているようです。
2度目の計画変更
当初計画では現行の札幌駅1・2番線(在来線ホーム)を転用し、そこに新幹線ホームを作る計画でした。既存駅だと金沢駅のようなイメージでしょうか。これだと乗り換えも楽でいいプランです。
しかしながら2018年11月のリリースではこれを変更、2番線ホームの東側に新幹線ホームを新築し、2面2線の新しい相対式ホームを作る構想へと変更されました。
この時点で乗換距離が300m……。 一気に乗り換えが面倒な駅構造になってしまいました。
出典:JR北海道プレスリリース
そして今回(2020年1月)の変更では、在来線ホームから新幹線ホームへの移動距離が25m延長されて、325mとなってしまうようです。
これはおおよそ、京都駅0番線を端から端まで歩くぐらいの長さになります。地味に距離がありますね~…
延長の理由
公式リリースによると
①新幹線専用改札の設置(東側に延長することで新たに「札幌駅」の改札ができる)
②改札設置ができることから、新幹線駅の平面線形を見直せる
③在来線乗り換え跨線橋を広くするため
とのこと。
尚、これに伴う建設費の高騰や工期の延長等の影響はないとのことです。