【JR北海道】快速エアポート指定席を840円に値上げ

【JR北海道】快速エアポート指定席を840円に値上げ

JR北海道は、新千歳空港~札幌・小樽を結んでいる快速エアポートの4号車に設定されているuシート(座席指定券)を、現在の530円から840円に値上げすると発表しました。

値上げは2016年以来で、値上げ幅は310円となります。

値上げの理由としては、JR北海道の経営環境悪化を挙げています。

 

「快速」としては…

現在の快速エアポートには、721系・733系が充当されています。

かつてのuシートは310円で利用できる、空港アクセス列車の指定席券としてはお手軽な存在でした。

しかし(登場当初より500円近い値上げとなった)840円ともなると、かなり高めな料金設定になりますね…。

 

種別 列車名(空港からの行先) 指定席券 距離
JR快速 快速エアポート(札幌) 840円  46.6km
私鉄特急 ミュースカイ(名古屋) 360円 39.3km
私鉄特急 ラピート(難波) 520円 42.8km
JR特急 はるか(新大阪) 1,250円 60.8km
JR特急 はるか(天王寺) 940円  46.3km
JR特急 成田エクスプレス(東京) 1,700円 79.2km
JR特急 成田エクスプレス(新宿) 1,700円 89.5km

全国の空港アクセス列車と比較しても、やや割高な印象です。

私鉄はともかく、同じJRで特に距離が似ている関空特急はるかの天王寺までの料金では、快速と特急という違いがありながらも価格が迫ってきています。

 

とはいえ、現在のJR北海道はかなりボロボロな状態。

頼みの綱である札幌までの北海道新幹線はもう少し時間がかかりそうで、その間なんとか持ち堪えないといけないことから、仕方がありませんね。

北海道は地元マスコミや自治体が異様にJRへ冷たいので、なかなか支援も引き出せないようです。

 

関連リンク

【大迫力の12連】H100形、神戸から釧路へ甲種輸送

【JR北海道】どんどん遠くなる…新幹線札幌駅は乗換距離が325mへ

 

参考文献

北海道旅客鉄道『快速エアポート「uシート」へのチケットレスサービスの導入及び座席指定料金見直しについて

 

 




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