
JR北海道釧路支社は、2021年度に「花咲線全通 100 周年」「釧網線全通 90 周年」「釧路~白糠開通 120 周年」「石勝線開通 40 周年」「釧路駅開業 120 周年」と様々な路線で周年記念を迎えることから、「周年記念イベント 2021」を開催すると発表しました。
そのイベントの目玉として、キハ40形1両をかつて運行されていた「国鉄一般気動車標準色塗装車両」へとリバイバルカラーにするようです!
釧路支社管内で運転を続けてきたキハ 40 形気動車が、かつて北海道内各線区で活躍した
「キハ 22 形」等の国鉄一般気動車標準色となり登場します!この国鉄一般気動車標準色は、1959 年(昭和 34 年)~1980 年(昭和 55 年)頃までの約
20 年間、日本全国を走るローカル気動車の一般的な塗装として存在していたため、主に当時
10 代以上であった世代(現在 50 代以上)となる方々には特に「子供のころに見た!青春時
代に乗った!」と、ノスタルジーを感じ、楽しんでいただけるのではないかと思います。出典:JR北海道釧路支社「周年記念イベント 2021」を開催!
厳密には…
クリーム色に朱色4号が塗り分けられたこのカラーは、1959年に普通気動車の標準カラーとして制定。「気動車色」という俗称がつくほど、一般的に見られたカラーリングでした。
以後、1980年までの20年間に渡って全国の国鉄ローカル気動車の標準色として運行されてきました。
厳密には国鉄時代のキハ40形にこのカラーが用いられたことはなく、あくまで先代車両に塗られていたカラーのリバイバルという位置づけです。
キハ40形といえば、どちらかというと「タラコ色(朱色5号)」1色に塗られた姿が有名でしょう。
ちなみに、かつてJR東海でもこのカラーリングが行われていたことがあります。
関連リンク
参考文献
JR北海道釧路支社『「周年記念イベント 2021」を開催!』