【悲報】アンスリーが25年の歴史に幕。南海がセブイレと提携

【悲報】アンスリーが25年の歴史に幕。南海がセブイレと提携

2022年9月28日付けで、南海電鉄はセブンイレブンとのフランチャイズ契約を締結したと発表しました。

現在南海電鉄駅構内で展開している独自コンビニ「アンスリー」「nasco+」は、順次セブンイレブンへと転換していくことになります。

1号店のオープンは2022年12月を予定しています。(場所は未発表)

 

25年の歴史に幕

アンスリーは、1997年に京阪・南海・阪神の3事業者によって発足した駅ナカコンビニです。

アンスリーの名前の由来
京阪・南海・阪神の3つの「AN」を持つ会社が運営していたことから、アンが3つで「アンスリー」という名前でしたが、阪神・京阪の撤退で、残るは南海のアンスリーのみとなり、実質「アンワン」になっていました。

その後、阪神と阪急の経営統合後(2009年)に、まず阪神がアンスリー連合から離脱してアズナスに鞍替え

昨年12月には京阪もアンスリーから撤退し、南海だけの駅ナカコンビニとして(実質アンワンとして)運営されてきました。

今回の転換で、関西の5大私鉄売店は全て大手コンビニのフランチャイズ店舗となります。

 

転換前転換後
京阪(2021年~)アンスリーもより市(独自)
阪急(2021年)アズナスローソン
阪神(2021年)アンスリー→アズナスローソン
大阪メトロ(2017年)SUBSTA→ファミマ/ポプラローソン
近鉄(2013年)K PLATファミリーマート
JR西日本(2014年)ハートインセブンイレブン
南海(2022年)アンスリーセブンイレブン

関西圏ではローソン勢が強く、やや劣勢を強いられてきたセブンイレブンですが、南海への参入でやや盛り返すことになります。

 

南海「アンスリー」の歴史

南海電鉄におけるアンスリーは、ぷにぷにさんによると南海なんば駅中央口店が1号店として1997年8月に開業。

続く2号店はなんば駅南口(なんばCITY南館1階)、3号店は金剛店に開業していました1号店は現在も運営中ですが、2・3号店はすでに閉店しています。

全盛期には南海圏内だけで10店舗程度あり、大阪市営地下鉄の構内へも南海子会社のプロデュースでekimo内に出店していました。

 

関連リンク

【悲報】京阪から「アンスリー」が撤退決定。実質「アンワン」になってしまう

【コラム】アンスリーの名前の由来

【関西】鉄道コンビニの歴史まとめ

 

参考文献

南海電気鉄道、南海フードシステム、セブンイレブンジャパン「南海グループとセブン-イレブン・ジャパン コンビニエンスストアのフランチャイズ化に関する業務提携契約を締結〜駅構内のコンビニエンスストアをセブン-イレブンに転換〜 」、2022年9月28日

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