南海電鉄は、2021年度の「ハンドブック南海」を公開しました。この中に駅別乗降人員のページがあり、前年度との比較と共に掲載されています。
大きく減少したのは関西空港駅で、前年度比▲73.3%(9,336人)となりました。順位も大きく落とし、7位だったのが25位となっています。
今回、前年比で増加した駅は1つもありませんでした。以下、主要駅の比較をまとめましたので御覧下さい。
本線
駅名 | 乗降人員/% | 順位変動 |
---|---|---|
難波 | 168,395 / ▲32.8% | 1位→1位 |
新今宮 | 72,903 / ▲25.3% | 2位→2位 |
天下茶屋 | 58,485 / ▲22.9% | 3位→3位 |
住吉大社 | 6,412 / ▲28.9% | 33位→37位 |
堺 | 30,402 / ▲21.5% | 6位→6位 |
岸和田 | 18,655 / ▲20.8% | 14位→12位 |
泉佐野 | 17,961 / ▲26.7% | 12位→14位 |
りんくうタウン | 6,735 / ▲45.7% | 24位→34位 |
関西空港 | 9,336 / ▲73.3% | 7位→25位 |
みさき公園 | 3,318 / ▲29.1% | 51位→55位 |
和歌山大学前 | 5,880 / ▲39.1% | 30位→41位 |
和歌山市 | 12,271 / ▲25.4% | 18位→17位 |
関西空港駅以外では、大学とSCが隣接する「和歌山大学前駅」や、空港に隣接する「りんくうタウン駅」の減少が顕著でしょうか。
いずれもコロナウィルスの影響を甚大に受けた格好となっています。
高野線・泉北高速鉄道
駅名 | 乗降人員/% | 順位変動 |
---|---|---|
汐見橋 | 576 / ▲11.0% | 79位→76位 |
堺東 | 49,429 / ▲18.2% | 4位→4位 |
三国ヶ丘 | 32,385 /▲20.3% | 5位→5位 |
中百舌鳥(南海のみ) | 19,483 / ▲20.3% | 13位→11位 |
千代田 | 10,787 / ▲19.6% | 22位→21位 |
河内長野 | 21,218 / ▲21.1% | 11位→10位 |
林間田園都市 | 5,931 / ▲25.3% | 39位→40位 |
橋本 | 5,460 / ▲27.6% | 41位→43位 |
高野下 | 71 / ▲17.4% | 95位→95位 |
極楽橋 | 37 / ▲33.9% | 96位→96位 |
高野山(ケーブル) | 622 / ▲69.1% | 67位→75位 |
中百舌鳥(泉北のみ) | 30,119 / ▲22.8% | |
泉ヶ丘 | 31,309 / ▲22.6% | |
和泉中央 | 23,793 / ▲28.0% |
高野線の駅も概ね減少傾向。こちらも観光需要が高い高野山ケーブル駅の減少が非常に大きくなっています。
秘境駅である極楽橋駅も、56人いた下車客が37人になっています。高野山までハイキングのために下車する方がいらっしゃるそうです。
関連リンク
参考文献
南海電鉄「ハンドブック南海 2021年度版」