日本で唯一の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」
予約ができるかどうか、またネットや電話予約ができるかどうか…ちょっとややこしいその予約方法について、今日はなるべくわかりやすく解説します。
いつから予約できる?
「サンライズ瀬戸・出雲」の切符は、乗車する日の1カ月前、午前10時からみどりの窓口(有人タイプ)で購入できます。
3月など前月に同じ日が無い場合は、月初め(1日)からの発売となります。
・例えば、1月29日に乗車する場合なら
→12月29日 午前10時から購入可能
・3月29~31日に乗車する場合なら
→3月1日 午前10時から購入可能
特に 「シングルデラックス」や「サンライズツイン」は座席数も少なく好評な部屋のため、10時打ちをすべく事前にJRのみどりの窓口で待機していましょう。
10時打ちとは
切符販売の当日、午前10時以前にみどりの窓口に切符購入申込用紙を申請して、駅員さんが午前10時丁度から切符発券機のボタンを叩いて切符を発券する、ちょっぴり高等なテクニックのことです。
全国のJR駅からこの操作がなされるので、週末の「サンライズ瀬戸・出雲」シングルデラックスなどの人気切符はこれでも確保できないことがあります。
ちなみに自動タイプである「みどりの券売機」では非対応で、オペレーターに繋いで発券してもらうか、有人窓口に行く必要があります。
ネット予約はできる?
JR西日本のネット販売サイト、「e5489」に登録すると可能になります。
これまでは「みどりの窓口」のみでの販売でしたが、2020年からはJR西日本が運営する「e5489」においても予約が可能となりました。
会員登録は必要になりますが、わざわざJRの駅まで出向かなくても購入できるメリットがあります。
予約した切符は、以下の駅で受け取ることになります。
【受取可能駅】
・JR西日本・JR四国の「みどりの券売機」「みどりの券売機プラス」がある大きめの駅
<詳細な駅リストはこちらから>
・JR九州の「指定席券売機(改札外)」「みどりの窓口」がある駅
・JR東海の「指定席券売機」「きっぷうりば」がある駅
※受取時間は4:30~23:30の間
ちょっと癖があるe5489
ただ、「e5489」でサンライズ瀬戸・出雲を予約するには少しクセがあり、大阪駅・三ノ宮駅発で予約する時は通常のメニューから選択すると予約が出来ない謎のシステムになっています。
試しにやってみましょう。
正規ルートでは…
左側の大きなアイコン、「その他の特急・新幹線予約」から進めていくと…
サンライズの時刻そのものは出るものの、「※この経路は選択できません」と出てきて選べません。
何故なのか。
正解は右側
実はサンライズ瀬戸・出雲のネット予約は、右側にある「お知らせ」と書かれた注釈部分から進めていく必要があるのです。
これはトラップでしょう…
ログインして右側にある「サンライズ瀬戸・出雲」の予約方法についてをクリックします。
こんな画面が別ウィンドウで出るので、「サンライズ瀬戸・出雲予約専用ページ」下のリンクをクリック。
するとこのような画面になりますので、乗車する日の日時を選択します。
画面をスクロールして、乗車列車(瀬戸か出雲か)、乗車駅・下車駅、乗車する部屋を選び、下にある「検索」を押します。
すると、さっきは選べなかったサンライズの座席が選べるようになっています!
乗車したい部屋を選んで予約しましょう。
今回はe5489での予約方法についてご紹介しましたが、個室寝台でない「ノビノビ座席」については、JR東日本の「えきねっと」でも発売しているようです。
電話予約はできる?
電話予約は一応可能です。
というのも、大幅にやりやすくなったネット予約とは異なり、少し敷居が高いものとなっています。
まず前提条件として
・JR西日本のクレジットカード「J-WESTカード会員」であること
・e5489の会員になること
の2つを満たす必要があります。
e5489の会員になること自体は登録するだけなのですが、クレジットカードの会員にならないといけないのがちょっとネック。
登録後は、Club J-WEST 会員専用ダイヤルにかけるとサンライズ瀬戸・出雲の切符も予約可能なようです。この場合もネット予約と同様に、JR西日本・四国・九州・東海の4社の窓口で受け取ることが出来ます。