タクシーについている「黄色いJR」のマーク。あれを不思議に思ったことはありませんか?
別件の撮影の為に新大阪駅に居たんですが、偶然にもその答え合わせがデカデカと書かれていたのでここで解説します。
答え
新大阪駅の道路側にデカデカと掲げられてたこの看板。
そう、このマークは「JR駅構内のタクシー待ち乗り場へ入っていい」という許可証なのです。
これがないと、駅構内のタクシー乗り場で乗客待ちをすることが出来ません(降車は可能だそうです)
JR西日本では新大阪駅や大阪駅などへ、JR東日本では東京駅などに乗り入れる事ができます。
ちなみに、新大阪駅への入構料は1台あたり年間2,400円ですが、広島駅は8,640円になるなど駅によって差があるようです。
国鉄時代にも同じような「工マーク」というステッカーがあったそうで、その流れを継承しているとのことです。
1と2の違い
ちなみにこのマークは「2」となっていますが、どうも「1」や「3」もあるそうです。
この内容については調べてみたのですが、JRの会社によって違うのか今一つはっきりしませんでした。
内閣府の出している資料によると、
第1種:駐車スペースを設けずに乗り場に行列するスタイル
第2種:複数のタクシー事業者で駐車スペースを共同使用するスタイル
第3種:タクシー事業者ごとに決められたスペースで待機するスタイル
と説明されていますので、おそらくこれが数字による違いでしょうか。
関連リンク
参考文献
国土交通省「タクシーの鉄道駅等への入構に関する事例集」
国土交通省「交通事業者による交通結節点の利用について」
互助交通有限会社「JR駅構内権って?」