【JR東日本】E217系、インドネシアへの譲渡を計画中

【JR東日本】E217系、インドネシアへの譲渡を計画中

CNNから、JR東日本で使用していたE217系をインドネシア共和国・ジャカルタへ譲渡することを検討していると報道がありました。

現在輸入に向けて産業省へ書類を提出している段階で、2024年末までに348両を導入する計画であるとのことです。

 

合計348両を希望

元ソースがインドネシア語なので読みにくいですが、以下のような記載があります。

“Mulai 2023 sampai dengan 2024, PT KCI memiliki kebutuhan untuk melakukan program konservasi/scrap/peremajaan atas trainset eksisting yang terdiri dari KRL Seri 05, KRL Seri 6000, dan KRL Seri 7000,”

 

訳:

「2023 年から 2024 年にかけて、PT KCI は、05系電車、6000系電車、および7000系電車で構成される既存の列車セットの保存、廃棄、もしくは更新を実行する必要があります」

出典:CNN 1)

 

PT KCIとは

ジャカルタの企業「KAIコミューター」が、現地で運営する通勤電車の系統「PT Kereta Commuter Indonesia(クレタ・コミューター・インドネシア)」のこと。
PTは有限責任会社(株式会社)のことで、株はインドネシア国鉄が99%を保有しています。

 

“Maka dalam masa transisi pemenuhan sarana baru dari PT INKA, PT KCI mengajukan permohonan untuk dapat diberikan dispensasi impor barang modal dalam keadaan tidak baru sejumlah 348 unit KRL Seri E217,” tulis poin kelima.

訳:

「そのため、株式会社インカからの新しい設備を満たすための移行期間中に、PT KCI は、合計348両の E217系について、新品ではない状態で資本財を輸入するための免責を許可する申請書を提出しました」と 5 番目のポイントで書いています。

出典:CNN 1)

 

 

Rincian detail izin permohonan impor 348 unit KRL bekas Jepang tersebut adalah sebagai berikut:

Tahun kebutuhan: 2023
Uraian barang: KRL Seri E217
Pos Tarif/HS Code: 8603.10.00
Jumlah dan satuan: 120 unit
Usia/tahun pembuatan: 28 tahun/1994
Negara muat: Tokyo, Jepang
Pelabuhan tujuan: Tanjung Priok, Jakarta

Tahun kebutuhan: 2024
Uraian barang: KRL Seri E217
Pos Tarif/HS Code: 8603.10.00
Jumlah dan satuan: 228 unit
Usia/tahun pembuatan: 28 tahun/1994
Negara muat: Tokyo, Jepang
Pelabuhan tujuan: Tanjung Priok, Jakarta

出典:CNN 1)

 

348両の日本国にある電車の輸入に関する許可申請の詳細は次のとおりです。

必要な年: 2023
商品の説明: E217系電車
タリフ ポスト/HS コード: 8603.10.00
数量と単位: 120 単位
経年/製造年: 28 年/1994
積載国: 東京、日本
仕向港: タンジュン プリオク、ジャカルタ

必要な年: 2024
商品の説明: E217系電車
タリフ ポスト/HS コード: 8603.10.00
数量と単位: 228 ユニット
経年/製造年: 28 年/1994
積載国: 東京、日本
仕向港: タンジュン プリオク、ジャカルタ

このように、2023年に120両、2024年に228両の合計348両を導入する意向であることが報じられています。

尚、この話はあくまで申請段階のものです。

 

ただし…

一部では「インドネシア政府がこの輸入について承認せず、国産品への切り替えを指示している」と報じているメディアや、

日本からE217系を導入できず高額なインカ社製の車両を導入するなら、鉄道の運賃を値上げする他無い」と報じているメディアもあり、方向性が定まっていないようです。

確かに、インカ社製の車両は2001年に「KRL-Ⅰ型」、2010年に「KfW Ⅰ-9000形」が製造されるも、どちらも今ひとつ車両性能に難があったようで、既にジャカルタの都市鉄道としては動いていないのだとか。

国産車両になるのか、はたまたE217系が導入されるのか、動向が気になりますね。

 

関連リンク

EU「参入させろ」→JR東日本が応じる→厳しすぎて撤退した過去があるらしい【メモ】

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参考文献

  1. CNN – “Isi Surat KCI ke Kemendag Soal Impor KRL Bekas Jepang Usia 28 Tahun
  2. 町田町さんのツイート

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