JR北海道は、2021年度の決算を発表しています。
その中において、福島県沖の地震に被災し脱線したH5系(H2編成)は廃車とし、その費用14億円を特損に計上していることが明らかとなりました。
残念ながら復旧とはならなかったようです。
札幌叶わず
地震は2022年3月16日に福島県沖で発生。
福島~白石蔵王間を走行していた東京発仙台行き「やまびこ223号」の運用に就いていた、H5系H2編成とJR東日本「こまち」用のE6系との17両編成のうち、13号車以外の全16両が脱線しました。
北海道新聞の取材に応じた綿貫社長の話によると、「車両を修復しても高速走行の影響があり、使用は不可能」との見解でした。
H2編成は2014年の竣工以来、8年で廃車となります。
北海道新幹線は2030年度に札幌駅が開業予定ですが、H2編成は札幌乗入れが叶わず、無念の廃車となってしまいました。
災害に被災しても、車内の乗客には誰一人死者を出さずに守りきったこの英雄に、感謝の意を表明したいですね。
本当にお疲れ様でした。
関連リンク
参考文献
JR北海道「JR北海道グループ2021年度決算」
北海道新聞「JR北海道、営業赤字727億円 3月期 脱線の新幹線車両廃車、特損14億円」
今週の鉄道イベント情報
9月16日(祝) | |
---|---|
9月17日(火) | |
9月18日(水) | |
9月19日(木) | |
9月20日(金) |