【JR北海道】地震被災の新幹線(H2編成)は廃車へ

【JR北海道】地震被災の新幹線(H2編成)は廃車へ
▲H5系とほぼ同型のE5系

JR北海道は、2021年度の決算を発表しています。

その中において、福島県沖の地震に被災し脱線したH5系(H2編成)は廃車とし、その費用14億円を特損に計上していることが明らかとなりました。

残念ながら復旧とはならなかったようです。

 

札幌叶わず

地震は2022年3月16日に福島県沖で発生。

 

出典:JR北海道「JR北海道グループ2021年度決算」

福島~白石蔵王間を走行していた東京発仙台行き「やまびこ223号」の運用に就いていた、H5系H2編成とJR東日本「こまち」用のE6系との17両編成のうち、13号車以外の全16両が脱線しました。

北海道新聞の取材に応じた綿貫社長の話によると、「車両を修復しても高速走行の影響があり、使用は不可能」との見解でした。

H2編成は2014年の竣工以来、8年で廃車となります。

北海道新幹線は2030年度に札幌駅が開業予定ですが、H2編成は札幌乗入れが叶わず、無念の廃車となってしまいました。

 

 

災害に被災しても、車内の乗客には誰一人死者を出さずに守りきったこの英雄に、感謝の意を表明したいですね。

本当にお疲れ様でした。

 

関連リンク

北海道新幹線「札幌駅」のデザインを発表!

【JR北海道】「2両ワンマン電車の新製」など事業計画書を発表

 

参考文献

JR北海道「JR北海道グループ2021年度決算

北海道新聞「JR北海道、営業赤字727億円 3月期 脱線の新幹線車両廃車、特損14億円




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