名古屋鉄道は、2022年度の事業計画書を発表しました。
その中の「 設備投資計画の概要」欄において、9500系/9100系の追加製造や金山駅の発車標更新を発表しています。
鉄道部門の総投資費用は181億円です。
(情報提供:ねこ常務様)
趣味的な注目点
鉄道趣味的な注目ポイントは以下でしょうか。
・通勤型車両9500系(4連x4編成)、及び 9100系(2連x1編成)の新造
・将来的な機能拡充を見据えた新型券売機や新型チャージ機の導入
・金山駅の大規模リニューアル
・および、発車標(行先表示器)の更新
・高架化工事(知立・喜多山等)の実施
①9500系/9100系の増備
9500系は現在8編成(~9508F)が落成済みで、2022年度に製造される予定の4編成を合わせると合計で12編成の世帯となります。
一方9100系は6編成までが落成済みで、今回の投入分で7編成となります。
同車は5700系・6000系などの置換え用として導入が進められており、同本数の廃車が見込まれます。
②金山駅の新発車標
また、金山駅の発車標更新についても気になるところ。
現在はLED式のものが採用されていますが、プレスリリースを見るとLCDディスプレイ式のものへ切り替わるようです。
金山駅に先立ち、4月から有松駅において先行的に設置が行われています。
③東岡崎駅の再開発
岡崎市を締結した基本協定に基づいて、「SWING HIGAOKA」をコンセプトに再開発を実施します。
東岡崎駅のある岡崎市はジャズの街として知られているそうで、SWINGの名前はこれが由来となっています。
かつて岡ビル百貨店のあった北口には8階建ての商業施設・事務所・公益施設を内包したビルに、南口は3階建ての商業ビル(ミュープラット)を建設します。
南口ビルが2023年度内に先行的に開業し、北口ビルは2029年度内に竣工予定です。
④知立駅高架化
出典:知立市『知立駅付近連続立体交差事業の概要』
知立駅の高架化工事についても現在進められている最中で、2028年に完成予定となっています。
主要駅にも関わらず、従来1面2線だった名古屋本線においては悲願の2面4線ホームとなる予定です。
知立駅の高架化工事については以下のリンクから御覧下さい。
関連リンク
参考文献
名古屋鉄道『2022 年度 名古屋鉄道 設備投資計画』
名古屋鉄道「東岡崎駅(北口・南口) 再開発計画について」