JR西日本初の電気式気動車両、DEC700形が遠路はるばる大阪までやってきました!
2021年6月に川崎重工で竣工後は山口方面で長らく試運転を行っていましたが、今回初の来阪となりました。
撮影者は50名ほどにも上り、注目度が高い車両であることが伺えます。
シンプルな外観、ハイテクな足回り
車両外観。1両編成・2ドアのローカル線向けっぽいシンプルな車両です。
側面は223系、前面は227系のようなデザインになっていて、今時のJR西日本の車両っぽい雰囲気です。
側面には「dec700」のイラストロゴが掲示されています。
車体は黄色ですが、これは中国地方のカラーにあわせたものです。
車体銘板部分。所属は広クチ(山口鉄道部)で、編成名はDEC700-1となっています。
ちなみに「DEC」の読みは「デック」で、「デック700がた」と読むようです。
電気式気動車って?
DEC700形は、トワイライトエクスプレス瑞風と同じくディーゼルエンジン+モーター駆動のハイブリッド形気動車です。
電気で走行しますが、エネルギー源は架線ではなくディーゼルエンジンから採る「ディーゼル・エレクトリック」と呼ばれる方式。
同様の形式を採る車両は、他にも
・JR西日本 トワイライトエクスプレス瑞風 87系
・JR北海道 H100形(2019年営業開始)
・JR東日本 キハE200形(2007年営業開始)
・JR東日本 GV-E400系(2019年営業開始)
・JR東海 HC85系(2022年営業開始予定)
・JR九州 YC1系(2018年営業開始)
など段々増えてきており、今後の非電化区間はこのタイプの車両になっていくのかもしれませんね。
尚、今回来阪した目的は不明ですが、わざわざ山口県からこちらまで走ってきたからには何かDEC700でしか出来ないこと(試験運転?)を行うものと推測されます。
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