京都鉄道博物館(JR西日本が運営)では、今日からクモル145形の展示を行っています。
そこで掲示されている資料にて、クモヤ443系が今年をもって引退することが発表されているようです。
後継は…?
クモヤ443系は、線路や電気の状態などを測る「検測専用電車」で、最後の国鉄式検測電車です。
正式にはクモヤがつかない「443系」という形式名ですが、鉄道ファンからは「クモヤ443系」という名で長らく親しまれてきました。
485系からヘッドマーク部分を抜いたのような顔立ちのこの車両は、改造車両ではなくれっきとした新車として1975年に近畿車輛にて2編成が製造されました。
JR東日本が所有していた車両は2003年に廃車され、残るはJR西日本の所有するこの1編成のみとなっています。
後継の検測車両についてはまだ明らかになっていませんが、「キヤ141形に検測機能を持たせる」「新型の検測車両を製造する」など様々な噂が飛んでいます。
また、「近畿車輛において紺色に黄帯の検測車両らしき車両を見かけた」という目撃情報もあり、その動向が注目されます。
関連リンク
クモヤ443系編成表-(事業用検測電車)
キヤ143系編成表-(事業用除雪車)
「クモヤ443系」とは?最後の国鉄式検測電車を振り返る