大阪駅5番ホームに「681系・683系の10両編成用停止位置目標」が取り付けられたと、大きな話題を読んでいます。
設置時期は5番ホームに柵が出来た頃からあるようですが、ちょうど北陸新幹線開業前で681系・683系車両の大幅な動きが予想される時期ということもあり、今回の「再発見」が大きくバズっているようです。
そんな停車位置を見てきました。
<10>
今回目撃のあった停止位置目標がこちら。ご覧のように新快速が日常的に出入りする5番ホームです。
確かに、「<10> 681 683」と書かれていますね。
ちなみに5番ホームにはこの他、最長編成用の停止位置目標もあります。
10連用…ではない?
サンダーバードに用いられる681系・683系は、2024年の北陸新幹線敦賀延伸に伴い運転区間が大阪~敦賀に短縮されることが確定しています。
運転区間の短縮=車両の余剰ということにはなるのですが、編成ごとでは余剰が生まれても車両単位で余剰が出るのは機器構成もあることから考えにくいのです。
例えば、683系は1M2Tで1つのセット(ユニット)として機器が構成されていて、このうち1両だけを外すと部品が足りずに走ることが出来なくなったりします。
そもそもこの両数が書かれた停止位置目標は「標示されている両数以下が停車する」というものであり、必ずしも10両編成のみが止まるものではありません。
例えば683系は3両編成もありますが、仮にここより手前に「3」や「5」などの停車位置目標がない場合、ここにあわせて停車することになります。
前回の北陸新幹線金沢延伸時には、それまで「しらさぎ」で用いられていた一部の681・683系車両が交流機器を取り外されて289系となり、「くろしお」や「こうのとり」として現在運行中です。
このことから、今回の敦賀延伸でも同じような動きがあるのかが注目されます。
ちなみに別会社になりますが、京阪電鉄では13000系の6連短縮時に新しく停止位置目標が設置されたことがあります。