嵯峨野観光鉄道のトロッコ嵯峨駅構内にて保存されている蒸気機関車「D51」型の51号車が老朽化のため、明日1月6日から解体処分されることとなりました。
京都市右京区のトロッコ嵯峨駅前に展示されているD51形蒸気機関車が、老朽化により1月から解体される。展示は年内のトロッコ運行日のみで、29日が見納めとなる(中略)
トロッコは25日は運休で年内の運行日は26~29日。30日から来年2月末までの冬季運休期間に解体する。
出典:京都新聞「嵯峨嵐山のD51、解体へ 屋外展示で老朽化、29日見納め 京都のトロッコ駅前」
静態保存車でも粋な演出
D51-51号車は1937年に川崎車両(現在の川崎重工)で製造。
1971年に吹田で廃車の後、京阪電鉄のくずはモールにて長らく保存されてきました。
同施設が2004年の大幅リニューアルの際に、現在のトロッコ嵯峨駅へとやってきました。
地元エリアへの回覧板に「嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨駅前 D51解体のお知らせ」とあり、1月6日から2月29日にかけて解体作業を行うとのことです。
同車には最後を記念してか、静態保存車であるにも関わらず「ありがとう!D51」のHMが掲げられていました。
跡地には何が来るのでしょうか。一個人ならまだしも、鉄道を売りにしたブースならば屋根をつけて保存しても良かったのではないかなぁと思ってしまいますね。
さようなら、D51-51。