京福電気鉄道(通称嵐電)の北野白梅町駅がリニューアル工事に伴う解体作業を行っていることは以前記事にしましたね。
2020年3月の竣工を目標に現在工事が進められていますが、1月時点でついに駅舎が全て取り壊されているのを確認、あわせて新しい駅舎らしきものが出来上がっていたので撮影してきました。
リニューアル予定図と現在の駅工事状況
解体前の嵐電北野白梅町駅。写真は10月頃ですが、大きな駅舎がそびえ立つターミナル駅でした。
しかし1月初頭時点では、すっかりその駅舎も取り壊されてしまいました。写真は同じ位置からのものです。
現在は仮での営業中で、発見窓口などは併設されていた宝くじ売り場のものを流用しているようでびっくり。
リニューアル後の完成予定図。2面1線のホームになる予定です。
比較
駅西側からの現在、過去の様子。1番線だった部分にややかかるように現在のホームが作られています。
現在(1月)と取り壊される前(10月)、同位置にて。コンクリート片だけが残っています
1番線線路部分の新旧比較。見るも無残な姿に…
左が1月、右が10月です。ポイントの跡がまだ残っていおり、現在の位置が旧駅よりもおおよそ西にずらされていることがわかりますね。
ギャラリー(1月4日時点)
旧2番線部。普段はあまり使用されていませんでしたが、解体が開始して1番線が封鎖された最後の時だけは1日中活躍しました。車止めはまだそのままです。
この他ギャラリー。現在のホームの様子です。
入口付近。駅名標などはまだ用意されておらず、時刻表のみが掲示されている状態です。
工事計画図
計画によると、築63年の同駅を全面的に建替え。これに伴い、バスとの乗り換え向上を図るため、バス停を駅に設置する。
駅舎改築では現状の3面2線を取り壊し、2面1線に変更する。プラットホーム北側の空きスペースにバス停を併設する。
ホームは現状の30mを60mに延伸する。延伸部分30mに男女別でトイレを設置。多目的トイレは2ヵ所設置する。トイレにはオストメイトやユニバーサルシート、ベビーチェア、ベビーベッドを備える。延伸部分には倉庫や予備室も配置する。
駅入口のスロープは現状が1/8と勾配が急なため、国土交通省基準の1/12に改修する。横断歩道からプラットホームへ誘導する点字ブロックを設置する。
出典:https://www.keifuku.co.jp/lib/pdf/company/2019plan.pdf