「撮り鉄って偏見社会かよ」とは、Twitterで一時期流行した鉄道ファンの言い回しのこと。表題はあくまでツイートの一部分で、全文では次のように表記されます。
https://twitter.com/OsakaSubwaycom/status/1108105932452462592
(これは元ツイートを参考に私が同様のツイートをしたものです。絵文字などの正確な表現のため、Twitterから引用という形をとっています)
2019年3月18日頃に最初のツイートが行われ、そこから20日頃にかけて一時的なムーブメントを見せました
元ネタは「坂道スリジエ公式アカウント(@sakacerier48)」さんのようですが、現在は元ツイートを削除されているようです。
解説
語句の説明をしておくと
・ネタ…珍しく話題性のある列車のこと
・釜…機関車のこと
・バズる…ソーシャルネットワークで話題になる事象のこと。
・ファボ…Twitter上における「いいね!」機能のこと
つまり、「話題性のある機関車を撮影しているのに何故Twitter上で話題にならない?私は必死になって撮影しているのに!どうすりゃ100以上いいねされている人みたいになれるのか。撮り鉄って偏見社会なのか」
という意味になります。
御本人は頑張って撮影しているにも関わらず、それがネット上でバズらないことへの不平不満をそのまま文字にしたことで、周囲の鉄道ファンがそれを面白がり、自分なりに改変して投稿するケースが多く見られました。
尚、改変ツイートでは「撮り鉄って」の部分が「鉄オタって」になっている例が見受けられますが、元ツイートではあくまで「撮り鉄って」です。
https://twitter.com/yjsenrisen/status/1107289114565476352
また、皮肉にも改変して投稿したツイートの方がバズる(この場合は367RT、982ファボ)ケースも起きています。
「バズる」為の手法
余談ですが、バズるかどうかには一定の条件があるように思います。近年マーケティング的にもバズは注目されており、段々と体系化されていっています。
以下、私が経験から感じた「バズる」為の手法・条件をまとめました。
・原則的には「面白い」「為になる」「かわいい」の3つがバズりやすいテーマです。この他怒りに触れる「炎上」などもありますが、とにかく感情の琴線に触れるような投稿が必要となります
・上記を踏まえて140文字いっぱいにツイートするか、もしくは画像の添付をするとバズりやすくなります。
・図解ネタはバズりやすいです。たまきゅーさんは図解ネタで数々のバズを生み出し、フォロワーがあっという間に10000を越えました
大手私鉄各社のロゴマーク・社紋や社章などの由来や意味、込められた思いなどを調べてみました pic.twitter.com/oGvUujsp6a
— たまきゅー (@chokutokuumeda) May 3, 2018
今頭の中これしかないんだけど pic.twitter.com/Nc5W7QxdGp
— たまきゅー (@chokutokuumeda) May 19, 2018
・フォロワーが多ければ多いほど、バズりやすくなる確率が上がります
バズが増えると、ビジネス的にも繋がることがあります。
これは漫画家・イラスト作家さんなどに顕著ですが、近年ではTwitterでバズる→単行本化することが多々あります。有名どころでは「先輩がうざい後輩の話」「クレープ屋で働く私のどうでもいい話」など
また、異なるプラットフォームでも一定のファンを獲得した中からのスタートになるので、モチベーションも持続します。例えば、Twitterで一定のフォロワーを獲得する→Youtubeのチャンネル登録が1,000から始まる…などなど。
Twitterをビジネスツールとして使いたい方は、是非ともこのバズを意識したツイートを心がけてみて下さいね。