大阪市のJR京橋駅で、車いすの利用者がホーム間移動にエレベーター(EV)5基を乗り継がなければならないのは「必要なEVの設置を怠り、移動の自由の侵害だ」として、大阪府大東市の男性(51)が8日、JR西日本に3基のEV新設などを求め大阪地裁に提訴する。
原告の男性は脳性まひがあり、日常的に車いすを使用。京橋駅の大阪環状線外回りホームから片町線(学研都市線)の四条畷方面ホームへ移るには、EVを5基乗り継がなければならない上、大きく迂回を強いられ、最低でも10分以上かかる。一方で双方のホーム間には階段があり、健常者は1分かからず移動が可能。訴訟ではこの地点を含む3基の新設を求める。
バリアフリー法は鉄道事業者らに対し、駅や車両の構造を障害者や高齢者が円滑に移動できる基準に適合させ、維持しなければならないと明記。
http://www.sanspo.com/geino/news/20160907/tro16090719470011-n1.html?view=pc
マップを見て説明すると
マップで説明するとこんな感じに。
①大阪環状線鶴橋・天王寺方面ホームから学研都市線放出方面ホームへ行きたい場合、健常者(青)は階段を降りてすぐ。対して車椅子の人(赤)は、一度北口方面への改札のエレベーターへ
②北口改札手前を通って、反対側の大阪方面ホームのエレベーターへ
③大阪方面ホームを通り、学研都市線北新地方面へのホームへ
④学研都市線北新地方面へのホームを通って西口改札へのエレベータへ
⑤西口改札手前を通って、反対側の学研都市線放出方面のエレベーターへ
⑥到着
エレベータを5基を使わないと辿り着かないのは確かにちょっと遠回りすぎますね。訴訟までいくか…と記事見出しだけ見ると思いましたが、こうして図案を出して見れば訴訟もやむなしかなという案件です。
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