JR西日本は、2017年8月から「大阪環状線改造プロジェクト」の一環としてリニューアル工事中だった京橋駅を、2022年3月1日から供用開始すると発表しました。
「大阪環状線改造プロジェクト」とは?
大阪環状線を「行ってみたい」「乗ってみたい」線区に改造し、顧客満足度向上の観点から駅や車両といった鉄道の機能の充実を図るプロジェクト。新たな利用誘発につながる新しい価値の創出に取り組むと共に、大阪自体の活性化をも目指しています。
主なプロジェクトとしては、今回のような駅リニューアル工事の他、新車323系もこの一環として導入されています。
外観デザイン
(1)外観デザイン刷新
デザインキーワードであるスタイリッシュで都会的な洗練された印象を表現するため、外装材にはガラス、アルミ複合板を採用し普遍的で飽きのこないシンプルなデザインとし、外壁中央には水運で栄えた京橋をガラスと楕円形で表現し象徴的に認識されるデザインとしました。また、楕円は環状線、水平ラインは東西線を表現しその結節点は京橋の位置を示しています。(2)北口コンコースリニューアル
床面、壁面、天井の美装や LED 照明により明るくきれいな空間を演出すると共に、店舗のリニューアルにより、快適性、利便性も向上しました。また、複雑な駅構造や他社線への乗換えにおいて、不慣れなお客様にも分かりやすくご案内出来るよう、案内サインを改良しました。出典:JR西日本 1)
特徴的な楕円形に横一線は、大阪環状線とJR東西線を現しているのだそうです。
工事中(2021年2月)と竣工前(12月)との比較。
進む大阪環状線駅のリニューアル
森ノ宮駅や桃谷駅ではリニューアル工事を行っている他、玉造・寺田町駅などでは駅ビル「ビエラ」がオープン。
またトイレのリニューアル工事も行うなど大阪環状線ブランドを育て、ひいては大阪全体のイメージアップにも寄与しようとするJR西日本の狙いが見えますね。
関連リンク
参考文献
JRおでかけネット「大阪環状線改造プロジェクト」