【1位は？】上場私鉄21社、2021年度業績ランキング

2022年5月13日、近鉄GHDや阪急阪神HDの発表で上場している私鉄21社の決算が出揃いましたので、売上高・純利益額ランキング…いわば、鉄道企業の黒字ランキングを作りました。

売上高ランキング

まずは売上高ランキング。

基本的には規模が大きい会社ほど売上高は伸びるので、路線長やグループ会社を多数抱えるような企業などが上位に来ます。

すなわち、この数字が大きい会社は規模が大きい鉄道会社ということになります。

今年の1位は東急でした。前年度から少し額は落としていますが、1位をキープしています。

来年度からは東急ハンズ（売上高619億円、2020年度実績）がグループより離脱することで、売上高としてはやや減少が見込まれます。

2019年度には売上高1兆円を誇り、首位の座についていた近鉄GHDは3位に後退。未だに7000億円を越えれないなど厳しい状態ですね…。

尚、今年9月で京成電鉄の子会社になって上場廃止となる新京成電鉄は最後の一年通しでの決算となります。

京成電鉄は今後、新京成電鉄子会社化分の売上高増加が見込まれます。

詳細データ

※…単位は百万円

純利益ランキング

こちらは純利益ランキング。先程の売上高から経費や税金等を引いて、残ったお金のことを指します。

今年の1位は近鉄グループホールディングスですが、ホテル8つなどを切り売りして得た一時的な収入がメインで、営業成績自体はほぼプラスマイナスゼロとなっています。

2位の阪急阪神ホールディングスは鉄道・バス（都市交通事業）も黒字にさせるなど驚異的な回復力を見せました。

※…単位は百万円

関連リンク

【2021年2月】上場私鉄22社、業績ランキング

【経済鉄・鉄道IR】私鉄各社の2017年2Q決算・時価総額をまとめました

参考文献

売上高・利益（営業利益）については各社IRデータ（第4四半期決算短信より）