出典:近畿日本鉄道 1)
近畿日本鉄道は、かねてから導入すると明言していた新型通勤車両の形式名を「8A系」とし、2024年10月にデビューさせることを発表しました!!
8A系は奈良線・京都線・橿原線・天理線から運行を開始し、2024年度中に4両編成×12本、合計48両を導入するとのことです!
また、2025年度からは大阪線・名古屋線・南大阪線へも投入を開始します!
新型通勤電車の投入は、奈良線へはシリーズ21導入以来16年ぶり、南大阪線へは6820系(AY)以来23年ぶり、名古屋線へは27年ぶり、21世紀初の新車となります。
注目ポイント
・新形式「8A系」
・2024年度に奈良線・京都線系でデビュー
・まずは4両x12本を奈良線へ
・2025年度には大阪線・名古屋線・南大阪線にも
・大阪線2本、南大阪線・名古屋線は3本
・当初コンセプトから色を変更
・L/Cシートを設置
・扉の開閉スイッチ搭載
まず、これまでの付番方式とは全く異なり、「8A系」という斬新な形式名となったのは驚きですね!
これまでの近鉄では、「9820系」のように一般的な数字で表されていて、前照灯の側方に掲載されていました。
8A系はどこに掲示され、どういった表示になるのでしょうか。
南大阪線へも
8A系は、これまで通勤型の新車とあまり縁がなかった名古屋線・南大阪線・大阪線へも投入されるのも嬉しいポイントですね。
投入本数は以下の通り。
・奈良線系統(京都線・橿原線・天理線含む)
2024年度…4両x12本の48両
2025年度…4両x9本の36両
・大阪線…4両x2本の8両(2025年度)
・名古屋線…4両x3本の12両(2025年度)
・南大阪線…4両x3本の12両(2025年度、狭軌)
デザインに変化
ところで、新車の投入自体は2022年5月に初めてリリースがありましたが、この時に発表されたデザインとは若干仕様が変更されています。
出典:近畿日本鉄道 2)
2022年に発表された当初のデザイン。
前面こそ赤色ですが、側面は白が中心となっており紺色っぽいグレーと赤ラインが補色として入ったカラーリングでしたね。
出典:近畿日本鉄道 1)
そしてこちらが、2024年に発表された実写の写真。赤をベースとして白が補色に入ったツートンカラーに変化していますね。
近鉄は
ツートンカラーの近鉄らしさを踏まえ、ご利用の皆さまに身近に、親しみを持っていただける新しいデザインとしました
出典:近畿日本鉄道 1)
と説明していますが、大量に増備を行うので2色の方が経済的に合理的だからという理由なのでしょうか…?
2022年10月にはVC54編成を用いて試験塗装を行っていました。このカラーは幻となりそうですね。
関連リンク
参考文献
- 近畿日本鉄道「2024年10月 奈良線・京都線で新型一般車両がデビューします!~2025年度には大阪線・名古屋線・南大阪線にも新型一般車両を投入します~」
- 近畿日本鉄道「2024年秋 新型一般車両を導入します」