伊予鉄グループは、伊予鉄道の市内電車(路面電車)、および伊予鉄バスの松山空港リムジンバスに、ICOCAを導入すると発表しました。
また、これにあわせて全国10種類のICカードについても利用が可能となります。
伊予鉄道で使えるカードは、これまで独自規格の「い~カード」だけでした。
オーソドックスな10種類
利用できるカードの詳細については以下の通り。
【利用できるICカード】
ICOCA(JR西日本)
Kitaca(JR北海道)・Suica(JR東日本)・PASMO(関東私鉄)・manaca(名鉄・名古屋市交通局)・TOICA(JR東海)・PiTaPa(関西私鉄)・はやかけん(福岡市交通局)・nimoca(西日本鉄道・函館市交通局)・SUGOCA(JR九州)
上記以外の独自規格ICカードを利用可能としていたエリアについては、徐々に上記カードの対応化、もしくは撤退傾向が強まっています。
ICカードも変革へ
登場から20年が経過する交通系ICカードですが、やや情勢が変動しつつあります。
富山ライトレール・富山地方鉄道では長らく「えこまいか」という独自規格のICカードのみ対応していましたが、2021年から上記のICカードに対応しました。
また広島でもこれまで広島電鉄が中心となって「PASPY」を運営していましたが、維持費が負担となりQRコード決済へ移行しました。
伊予鉄道は富山と同様に、従来の「い~カード」も対応する方策になるようですね。
松山社長のコメントでは
システム投資や毎年のランニングコストなど負担は大きいが、利便性向上 のために、導入を決めた。モバイル機能を使ってスマートフォンをタッチ するだけで乗り降り可能となるので、ぜひ皆さんにご利用頂きたい。
との言及があることから、カード読取機設置などの設備投資も行われるものとみられます。
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