箕面にある「ミスタードーナツ1号店」を見てきました

箕面にある「ミスタードーナツ1号店」を見てきました

阪急箕面駅近くに、今や全国へ展開する「ミスタードーナツ」の1号店が存在するのをご存知でしょうか。

ミスタードーナツを運営するのは大阪に本社を置くダスキンですが、まさか1号店が箕面にあり、かつ未だに存在するとは思いもしませんでした。

ということで、先日ご紹介した閑古鳥が鳴いている芦屋のスーパー玉出を撮影した後、ちらっと寄り道してきました。

 

「0001」

こちらがミスタードーナツの1号店である箕面ショップ。確かに他のミスドとはちょっと違いますね。

Mister Donut」の文字に電球が埋め込まれるどこかレトロなデザイン。登場時はこうして電球が敷き詰められたデザインだったんでしょうか

店舗看板には、1号店であることを示す「0001」の文字が刻印されています…!

店員のお姉さんの服も見たこと無い制服ですぞ…?

店舗前にはこんなポスターが掲示されていました。

ミスタードーナツ1号店が
大阪・箕面にオープン!
~ミスタードーナツ誕生の地~

1971年(昭和46年)4月2日。
この地、箕面のショッピングセンターの一角に
ミスタードーナツ日本初のお店として
「箕面パイロットショップ」が誕生しました。
“日本の皆さまにおいしいドーナツを食べていただきたい・・・。”
この想いを胸に、数々の新しいドーナツや季節ごとの商品、パイやマフィン、
飲茶など皆さまのご要望にお応えできる多くの商品をお届けしてきました。
現在、国内で約1,000店舗を展開していますが、
我々はこの箕面というスタートの地を忘れることなく、
事あるごとに、振り返り、立ち返っています。
お客さまや時代のニーズが変わり、様々な提供価値を
お届けするようになっても、我々は創業当時の思いは忘れません…。
そんな想いを込めて、この箕面ショップのオープン当時をイメージする
インテリアを使って改装しました。
ずっと地元を愛してくださる皆さまには昔を懐かしんで、
思い出話に花を咲かせていただきたい・・・。
次世代を担う方々にはレトロなミスマッチングな空間をあえて楽しんでいただきたい・・・。
ミスタードーナツは今までも、これからもお客さまに価値を提供し、
おいしいドーナツを楽しんでいただくことを宣言します。

なるほど、1号店ということもあり、敢えて当時のスタイルに改装したんですね。

店員さんの制服まで当時のものにするとは、ミスドもなかなか粋なことをしてくれます。

ということで、早速中へ入ってみましょう。

 

 

店内へ

店内の席はこんな感じ。なんだろう、センスが古い(当たり前)のに設備が新しくてすごい違和感が…… 

開業当時はこんな雰囲気だったんでしょうねぇ

店舗照明は、当時を再現したアスタリスク形の蛍光灯配置。

当時から見た未来(レトロフューチャー)かつポップなデザイン。あの当時は希望に満ち溢れていたんでしょうか…

この看板も当時を再現したもののようです。

というのも「ショッピングのあとに…」と書かれている理由が、当時すぐ横にスーパー「ダイエー」が開業したからなのです。この辺については後述します。

 

1号店らしい「パネル」

箕面1号店には、当時の様子が描かれたパネルが敷き詰められています。

ダスキン創業者の鈴木清一氏は、ボストンのミスタードーナツ本社で「日本でのフランチャイズ権は42万5000ドル」という、当時のダスキン資本金の2倍近くに及ぶ額面を提示されたそうです。

悩んだ結果、1970年1月27日に契約を調印。ミスタードーナツの第一歩が動き出します。

日本のミスタードーナツは、1971年に箕面へ1号店がオープンしたことから始まりますが、大阪でもかなり辺境な地である箕面を敢えて1号店に選んだ理由には、こんな理由が示されています。

ここぞと挙げた候補物件に対して、本国アメリカの許諾を得られませんでした。
全員が頭を抱えているとき、”奇跡”が起こります。
ある大手スーパーから、箕面市に建設中のショッピングセンターへの
出店を打診されたのです。
集客力はまちがいなし、しかし箕面市の人口は当時まだ6万人程度。
日本にないアメリカの”ドーナツ”を売る事業を成功させるには人口が少なすぎるため
そこに創業の成否をかけた第1号店を出店すべきか
すぐに決断することができませんでした。

迷った担当者は予定地を一望できる山に登り、1日中眺めていました。
夕方になり、暗い闇が広がり始めたその時、「これはジョウゴの口だ!」と思わず叫びました。
大阪方面から来る車のライトが延々と続いていたのです。

つまり、箕面市の人口で見ると到底採算ベースには載らないものの、道路交通量がピカイチに多かった。

折しも1970年の千里万博で周辺の道路が整備されていたこともあり、箕面市を含む北摂地域はモータリゼーションの波が訪れていたのでした。

ここで登場する「大手スーパー」とは、先程書いたダイエーのこと

ダイエーもこの良好な周辺事情をにらみ、出店したものと思われます。

 

 

この他、当時を振り返る多数のパネルが展示されています。是非足を運んでご覧になってみて下さいね。

 

1号店限定ドーナツも

ちなみに、この1号店箕面ショップだけの限定ドーナツも販売されています。

【1号店限定メニュー】
・ホームカット
・ハニードゥ
・パウダート
・シナモン
・ココナツ
・バタークランチ
・プレーンクルーラー
・シュガークルーラー
・シナモンクルーラー
・ツイスティ
・コーヒーロール(シナモン入り)

 

メニュー横の赤線で示されているのが、箕面ショップ限定のメニューです。

 

まとめと場所

ということで、箕面1号店の様子をお伝えしました。

大阪のダスキンが運営していることは知っていましたが、ダイエーとここまで関係性が深かったり、資本金の2倍の額面を提示されたことなどは初めて知りました…。

食べるだけでなく、歴史的な意義のある店舗をこうして残してくれるのは嬉しいですね。

現地は阪急の終着駅である箕面駅と大阪市内からはちょっと遠いですが、もし周辺に行くことがあれば是非足を運んでみてくださいね。

 

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