皆さんは「サンディ」をご存知でしょうか。
フォロワーさんのイカリングさんが描いた「スーパーマップ」で、その圧倒的な安さの象徴として君臨していたあのスーパーです。
引用RTを見ても「サンディは確かに安い」「納得」という意見で溢れており、その影響力の強さに驚かされました。
安価な価格帯ではありますが、スーパー玉出のような下品な店構えではなく、非常にシンプルで綺麗なスタイルで好感が持てますね。
メーカーから運ばれてきたダンボールから出さず、そのまま陳列したり、包装をしないことでコストダウンを徹底しています。
また、昨今レジ袋が有料化されて不便になりましたが、サンディではそれより遥か前からレジ袋が有料化されています。
どちらかというとコストコを小さくしたような雰囲気です。
そんなサンディは、2024年時点の店舗数が大阪府でスーパーNo.1(140店)となっており、2位のライフ(129店)をも抜いて大阪府代表のスーパーともいえる立場に居ます。
しかしこれだけ関西民に浸透している割には、意外と情報が少ない。
ということで今日は、サンディについて色々調べてみました。
本社は新大阪
サンディの本社は、スーパーのライフ・ホームセンターコーナンの本社にほど近い新大阪(西宮原)にありますが、古い雑居ビル(YSサクラビル)の数フロアを間借りしている状態です。
2~5階と、8階にオフィスを構えています。本社ですらコスト削減意識が高いんでしょうか
歴史
サンディのルーツは、岡山県新見市で呉服屋を経営していた「三上呉服店」です。
三上呉服店は1974年6月に「株式会社ミカミ」へ法人成りした後、1980年9月に100周年を迎えました。
その記念事業として、株式会社サンディを同じ1980年9月24日に設立。
業績を伸ばしていき、分家元となった株式会社ミカミは2011年12月、逆にサンディへ吸収合併されて解散しています。
現在の代表取締役(社長)は伊藤 仙治氏ですが、その他取締役には三上 博氏、三上 登氏など、三上呉服店からの創業者筋と思われる方の名前も見られます。
2024年1月末現在、正社員698名を擁する大きな企業となっています。
ミカミは現在、新見市にある「サンパーク新見」内に店舗をおいています。
業績は絶好調
リクナビなどのページによると、業績は以下の通り。直近の決算は売上高956億円です。
956億円(2023年6月期)、223店舗
864億円(2022年6月期)、197店舗
865億円(2021年6月期)
875億円(2020年6月期)
776億円(2019年6月期)
754億円(2018年6月期)
730億円(2017年6月期)
708億円(2016年6月期)
670億円(2015年6月期)
642億円(2014年6月期)…
643億円(2010年6月期)、124店舗
580奥円(2009年6月期)、110店舗
476億円(2007年6月期)、93店舗
388億円(2003年6月期)
8年間で200億円もの売上高増伸となるなど好調なようですね。
それを反映するかのように、ここ数年あちらこちらで新しい店舗を見るようになりました。
関西圏で着実に地盤を固めつつありサンディ。しかしその多くは関西地区(213店舗)で、その他関東6店舗、岡山4店舗となってます。
次は他地域への進出…でしょうか?
関連リンク
参考文献
サンディ「会社案内」
岡山県「大規模小売店舗立地法(平成十年法律第九十一号)」関係資料
リクナビ2024「サンディ」
日本全国スーパーマーケット情報「大阪府の近況〔スーパーマーケット総覧〕」
法人登記簿各種