JR東日本は、鶴見線向けの新型車両E131系を2023年度の冬シーズンから導入すると発表しました。本数は3両編成を8本、合計24両を導入します。
これまでのE131系よりもやや細い、ストレート車体を採用しています。
長らく他線の中古車ばかりだった鶴見線へ、純粋な新車が投入されるのは久しぶりとのことです。
ナローなE131系
新しいE131系は全幅が2778mmのストレートタイプです。
これまで相模線や宇都宮線へ導入されてきたE131系は、全幅が2950mmの拡幅タイプでした。
現在205系0番台・1100番台が活躍する鶴見線ですが、こちらも車体幅が2800mm近くとなっていることから、鶴見線の車両限界にあわせたものでしょうか…?
また、相模線では4両編成で2M2Tを組んでいましたが、今回の鶴見線向けE131系は3両(2M1T)を組んでいます。この関係か、最高速度はこれまでよりも10km/h遅い100km/hとなりました。
元々鶴見線内の最高速度は85km/hであり、そこまで高速域を使用しないという事情もありそうです。
前面デザインに路線カラーとは異なる水色が入っていますが、これは鶴見線沿線の海をイメージしたものということです。
今月中旬頃からJ-TRECにてこのタイプの目撃情報が上がっており、どこの路線へ入るのか話題になっていました。
205系は現在3両9編成が運用に就いていますが、今回のE131系導入によって殆どの車両が撤退することになります。
もっともこれは「運用減がなければ」の話であり、時刻表変更による減便などがあれば全撤退という線も浮上してきますね。
関連リンク
参考文献
- 東日本旅客鉄道株式会社横浜支社「鶴見線への新型車両投入について 」、2023年7月24日