毎年ネタ要素満載で話題になる阪急阪神ホールディングスの株主総会。
タイガースファンからの迷(?)質問とそれにあたふたする経営陣からの回答が毎年注目されています。
「株主総会」ですので株主であれば一般の方も参加が可能なんですが、具体的にどうやったら参加できるかをあまりご存知ない方も多いはず。
そこで今日は、株鉄こと阪急阪神ホールディングスの株主総会へ参加する方法を詳しく書いてみました。
用意するもの
参加するにあたって用意するものは以下の3つです。
・お金
・証券口座
・株を権利確定日に持っておくこと
お金
株主総会は、株主の為の集まりなので、当然ながら株を買うためのお金が必要です。
株価は毎日変動するので「具体的にいくら!」とは言えませんが、2023年6月16日15時時点の株価では45万9100円が必要となります。
株価というのは、1株あたりの価格を示しています。この日の株価は4,591円でした。
株主総会に出るための株(単元と言います)の購入には最低100株が必要ですので、
4,591 x 100 = 45万9100円となります。
2023年の株価推移を見ていると
・一番安い時で3715円
・一番高い時で4714円
なので、概ね37万~47万程度の資金が必要です。
証券口座
次に、株を買うための「証券口座」も必要となります。
証券口座は銀行の口座を開くのと同じ要領で、誰でも簡単に作ることが可能です。
代表的な口座には、SBI証券や松井証券、楽天証券などがあります。
権利確定日に株を持っておく
そして購入した株を、株主総会へ参加する権利が確定する日に持っておくことが必須です。
阪急阪神ホールディングスの権利確定日は、年度末の3月31日です。
この日の終わりまでに株を持っておけば、4月30日に買おうが、3月31日に買おうが、株主総会へ行くことが可能になります。
ただし、証券取引所のルールにより、株を買ってから「株主」として登録されるまでは「3営業日」のタイムラグがあります。
具体的にいうと3月31日に株を保有するには、平日の3日前から株を買っておく必要があります。
・2023年の場合は3/29(水)に購入→3/31(金)に株主として登録
・2024年の場合は31日が日曜日なので、3/27(水)に購入→3/29(金)に株主として登録
という流れになります。
この権利が欲しいがために投資家の皆さんがどっと集まるので、基本的には3月27日あたりで株を買うとやや割高となります。
結論
つまり、2024年の阪急阪神ホールディングスの株主総会に出たい場合には
・2024年3月27日に阪急阪神ホールディングスの株を100株購入
(だいたい30~50万ぐらい、時価なのでその日によって変動します)
・2024年3月31日まで保有しておく
ことが必要です。
これを満たすと、株主総会が開かれる少し前の5月末~6月頭あたりに、証券口座へ登録されている住所宛へ「定時株主総会招集ご通知」という手紙が来ますので、そこに同封されている参加券を持って梅田芸術劇場メインホールへ行きましょう。
また株を買うと株主総会に参加出来るだけでなく、配当金がもらえます。配当金も年度によって業績の良し悪しがあるのでまちまち。
参考までに、2023年における阪急阪神ホールディングスの配当金は1株あたり25円、100株で2500円となっています。
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