2023年4月10日でラストランを迎える、JR北海道の現役最古参車両「キハ183系」。
この春の改正で現在は定期運行を終了し、ラストランイベントを控えるだけとなった同車ですが、そのラストランイベントが好評につき、1~2両を増結して運行するとの発表がありました!
対象列車
4月1日(土) キハ 183 系サロベツ(下り) / 指定席1両増結
4月2日(日) キハ 183 系サロベツ(上り) / 指定席1両増結
4月9日(日) キハ 183 系オホーツク(下り) / 指定席2両増結
4月10 日(月) キハ 183 系オホーツク(上り) / 指定席2両増結
追加される指定席は、2023年3月24日の11時から販売開始されるとのことです。
編成はこういった組成になります。
編成名 | 基本編成 (←札幌 | 稚内→) | 編成・座席 | 運転日 | |
---|---|---|---|---|
サロベツ | 1号車 指定席 (復刻塗装) – 2号車 グリーン席 (復刻塗装) – 増21号車 指定席 – 3号車 指定席 – 4号車 指定席 – 5号車 指定席 | 6両編成 全席指定 | 4/1,4/2 | |
オホーツク | 1号車 指定席 – 2号車 指定席 – 3号車 グリーン席 – 4号車 グリーン席 – 増21号車 指定席 – 増22号車 指定席 – 5号車 指定席 | 7両編成 全席指定 | 4/9,4/10 |
特に「オホーツク」は、増結前の中間車が全てグリーン車という、ある種狂気を感じる編成でしたね…笑
キハ183系について
キハ183系は、北海道向けに当時の国鉄が開発した極寒地向けの特急列車です。
485系のような顔をした車両(0番台)の他、リゾート列車として「ニセコエクスプレス」「クリスタルエクスプレス」などの多様なジョイフルトレインも在籍しており、まさに北海道特急の顔でした。
現在は後期型かつ貫通タイプの顔で、N183系と通称される500番台・1500番台のみが残っています。
冒頭でも書いたように現在は定期運行を終了しており、残すは4日間のラストランイベントのみとなっています。
今回取り上げた列車以外にも、3月25日に「北斗(札幌→函館間)」が、26日に「ニセコ(函館→札幌間)」が運行される予定となっています。
関連リンク
【JR北海道】快速エアポート用の721系、2030年度までに全車更新へ
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参考文献
- 北海道旅客鉄道「キハ 183 系ラストラン運転 増結のお知らせ」、2023年3月22日
- 北海道旅客鉄道「キハ 183 系(初期型車両)記念入場券を発売します」、平成30年3月14日