色々な鉄道の噂を研究する「電車の雑学研究所」シリーズ。ここでは鉄道にまつわる様々な雑学・噂・都市伝説を検証して、皆さんに楽しんで頂くカテゴリーです。
今回は「車掌が置き去りにされ1駅先まで走ったことがある?」をご紹介します。
司令「」
悲劇が起こったのは、京急電鉄の北品川から新馬場の間。
2015年10月14日の夜中0時10分頃、北品川駅に停車していた京急川崎行き各駅停車の車掌が、ドア閉め後に車外アナウンス用マイクをホームに落としてしまい、車掌室から出たところで電車が発車していったのです。
21歳の男性車掌はすぐに司令に報告すると、司令から帰ってきた言葉は
電 車 ま で 走 れ
という内容でした。
一方、車掌がいない電車は何事もなく普通に次の新馬場に停車。
しかし車掌がいないので当然ながらドアが開かず、不審に思った運転士さんが自らドアを開けたのだそうです。
そして5分後、走ってきた車掌さんが追いついた…という話が実際にありました。
北品川~新馬場間はおよそ700m。深夜の第一京浜を電車でなく車掌さんが爆走するというシュールな光景がそこにはあったのでしょう。
ちなみに車掌さんは「『自分の責任で大勢に迷惑をかけている』という思いだった」とネットメディアの取材に語っています。13連勤中の出来事だったんでしょうか…
ちなみに
京急はこの後、2016年12月にも花月園前駅にて同じく「車掌置き去り事件」を起こしています。
こちらの車掌さんは走らず、後続のエアポート急行で移動したのだそうです。
関連リンク
参考文献
日本経済新聞「車掌置き去りにして発車、走って追いつく 京急北品川駅」、2015年10月15日
Jタウンネット「記者も走ってきた! 京急「車掌置き去り&1駅ダッシュ」騒動を現地検証する」、2015年10月16日
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