
泉北高速鉄道は、新型車両9300系を投入し、2023年夏から営業運行を開始するを発表しました!
泉北高速鉄道へ新形式が導入されるのは、2007年の7020系以来16年ぶり。また3000系以来のステンレス車両となります。
泉北高速鉄道が新車を導入することは当サイトでも2020年にお伝えしており、2年越しでの実現となりました。
誰が小田急や
8300系がベース
9300系は、親会社となった南海電鉄の8300系をベースとした車両で、投資額を抑制しています。
8300系がベースとなると、近畿車輛での製造となるでしょうか。まずは4両2編成が導入される予定です。
車内の様子。
化粧板は濃いめの木目柄になっており、座席も南海9000系「マイトレイン」で採用されたような、柄違いのデザインとなっています。
車内案内機はLCDディスプレイで、4ヶ国語での案内に対応します。
従来車両に変更も
また、新車導入にあわせて現在運行中の5000系・7000系・7020系の車両も、ライトブルーを取り除いて「ブルー」「アイボリー」の2色へ塗装変更を行い、全て統一するとのことです。
リリースでは3000系がこの範疇に含まれていませんが、今回の9300系で全てを代替する計画なのでしょうか。
泉北高速鉄道は、これまで大阪府(都市開発)が運営する鉄道企業であることや、経営が順調だったこともあり、比較的車両には潤沢な予算がかけられてきました。
特に7000系には関西圏でも早いタイミングでLCDディスプレイが導入されるなど、先進的装備も進んで導入していた印象です。
2014年に南海傘下になり、新車の設計方針がどうなるのか注目されていましたが、ある意味予想通りの結果となりました。
イメージを見る限りでは、(8300系をベースにコストを抑えたとしていることもあって)少しチープな印象も受けますが…実車でどうなるでしょうか。
関連リンク
参考文献
- 泉北高速鉄道「新型通勤車両「9300系」を導入します」