泉北高速鉄道は、公開した2020年安全報告書内において新車導入を示唆する文言を記載しています。
◆2020年度安全のための事業活動方針
2020 年度は、「責任事故ゼロ件」の継続に向けて、次の項目を推進します(中略)(3) 社会情勢への対応
① 駅ホームからの転落防止対策
(4) 老朽機器及び施設の計画的な更新・改良
① 老朽車両の更新、代替新造
② 老朽施設・設備の更新出典:泉北高速鉄道「2020年 安全報告書」
これは2020年度(2020年4月~2021年3月)中に新車が登場するというわけではなく、あくまで2020年度は新車導入への取り組みをすすめるという文言であることに注意。
つまり、新車の設計段階でも「取り組みをすすめる」にもなりますし、予算を計上しただけでも「取り組みをすすめる」に値します。
現在近畿車輛や川崎重工などからの新車報告情報は入っていないため、もう少し先の出来事であると思われます。
老朽車両とは?
ここで示す「老朽車両」とは具体的にはどの系列のことでしょうか。
時系列でいうと、最も古い車両である3000系が有力ですが、先日爆発故障を起こした11000系も「泉北ライナー用車両」としては最古参車であることから、こちら用の置換えの可能性もあります。
今回の新車は、以前の大阪府が運営していた時代と違って現在泉北高速鉄道が南海電鉄の子会社ということもあり、7000系のようなオリジナリティある車両でなく、8300系のような南海スタイルに近いものとなるのでしょうか。