西九州新幹線の開業にあわせ、JR九州では9月23日にダイヤ改正が予定されています。
開業を1ヶ月前に控えた今日から公式サイトでも時刻表検索が対応しはじめているのですが、何やら「白いみどり」なる電車が誕生しているようです。白か緑かどっちやねん
実は復活便
白いみどり…要は885系が担当する列車のことです。
「ソニック」と同様に一般利用客へわかりやすく周知するため、この表現が用いられているものと思われます。
特急ソニックには、883系が担当する「青いソニック」と885系が担当する「白いソニック」の2列車が存在します。
白いみどり自体は過去にも一度運転されており、2002年~03年頃に半年ほどだけ設定されたことがある為、厳密に言うと今回の「白いみどり」は復活ということになります。
また「みどり」へ885系を投入することも以前当サイトで取り上げたように既にリリースがあり、目新しい情報ではありません。
それでも「白いみどり」なるパワーワードにはなかなか反響があるようで、「謎ワード」「じゃあ787系は黒いみどり」などTwitterにて盛り上がりを見せています。
「白いみどり」は23号や67号など、多数の便で設定されるようです。
なぜみどり?
「みどり」という名前は、大阪~博多間を結んでいた特急電車に由来します。
爽やかな感じの緑色と、(本州側から見て)太陽と緑の国と呼ばれていた九州にちなんだものだそうです。
その歴史は古く、1961年にキハ82系を用いた特急「みどり」が運転開始。新幹線の開業やL特急化によって西へ西へと走行経路を移していき、現在は博多と佐世保を結ぶ特急電車名となりました。
現在の特急「みどり」には783系/787系が用いられ、特に783系では差し色が緑色となっており車体色と列車名とが一致しています。
しかし、過去に車体色が真っ赤な485系「レッドエクスプレス」が用いられていた際には「赤いみどり」という一種のバグ現象が発生していました。
885系は白と青色になっており、転用にあわせて差し色が緑…になるのかはわかりませんが、「みどり」の色にまつわるネタはまだまだ尽きなさそうです。
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