出典:九州旅客鉄道 1)
な、なんじゃこりゃ………
JR九州は、これまで使用してきた高速軌道検測車(マヤ34-2009)を代替する新しい検測車として、「BIGEYE」をデビューさせ、走行試験を開始すると発表しました。
ぴえんみたいな顔してますね
モデルはキハ220-1102?
この検測車は、2020年7月に豪雨災害で被災したキハ220形をリニューアルしたものとみられます。
リリースを見る限りでは単行車のようなので、キハ220形とみられます。
2020年7月の豪雨災害といえば人吉駅での被災と思われることから、キハ220-1102号車ではないかと思われます。
<当時の参考記事>
デザインは水戸岡鋭治氏…ではなく、JR九州で建築業務を担当している社員でコンペを行ったものだそうです。
車両名でもある「大きな目」も含めて、JR九州は以下のように説明しています。
車体側面は軌道変位を表現した波形をあしらい、車体前面や背面にはヘッドライトの目玉や牛をモチーフとすることでお子さまをはじめとしたお客さまにも親しみをもって頂きたいという想いをデザインに込めています。
出典:九州旅客鉄道 1)
BIGEYEの検測内容
①軌道検測装置
・レールにレーザを照射すること等により線路のゆがみを測定します。
・測定したデータは無線によって伝送されます。
②部材検査支援カメラ装置
・ラインセンサカメラでレールやレールとまくらぎを固定する金具(レール締結装置)の状態、
レールとレールをつなぐボルト類の状態などを高精度に撮影します。
・取得した画像データを用いて AI 開発を行い、不良箇所の自動判定技術の確立を目指します。
③建築限界測定装置
・ホームやトンネル、信号設備等にレーザを照射して、線路からの距離を連続的に測定します。
今後、2023年11月~2024年3月までの間に、検測データの精度検証、機器の耐久性などの走行試験を実施していくとのことです。
現在のところはまだ正式に導入するとはアナウンスされておらず、この「BIG EYE」の実導入については上記の試験結果を踏まえて検討を進めるとしています。
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参考文献
九州旅客鉄道「新たな多機能検測車『BIG EYE』が誕生します!〜大きな目で設備不具合の予兆を捉える〜」