JR九州は、2022年9月23日の西九州新幹線開業に合わせて、ダイヤ改正を行うと発表しました。
3月以外では異例の大掛かりな改正内容となっています。
新幹線
西九州新幹線「かもめ」デビュー
武雄温泉~長崎間に44本、新大村~長崎間に3本の合計47本体制で、西九州新幹線「かもめ」をスタートさせます。
日中は毎時1本、朝・夕方は2本で運行されるようです。
また、武雄温泉駅では対面乗り換え方式で在来線特急「リレーかもめ」が乗り入れ。博多までを結びます。
新幹線開業により、博多~長崎間が最速1時間20分、新大阪~長崎間が3時間59分となります!
在来線
特急「かささぎ」デビュー
以前にサガテレビがスクープで報じていたように、博多~佐賀・肥前鹿島間に特急「かささぎ」がデビューします。
使用車両は885系・787系・783系の3形式が起用されるようです。
また特急かささぎは、博多駅始発の他にも
・門司港発肥前鹿島行き(101号)
・小倉発佐賀行き(201号)
なども用意されています。
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リレーかもめ
新幹線と一体型の電車として、博多~武雄温泉間に特急「リレーかもめ」を新設します。
このうち朝・夜に運行される「リレーかもめ9号」「リレーかもめ64号」については、博多を超えて門司港駅までの運用となるようです。
運用を担当するのは885系と787系となっています。
「リレーかもめ9号」のダイヤ
(主要駅のみ)
門司港 6:52
小倉 7:04/7:09
黒崎 7:21
折尾 7:26
福間 7:46
博多 8:08
武雄温泉 9:16
「リレーかもめ64号」のダイヤ
(主要駅のみ)
武雄温泉 22:43
博多 23:44
福間 23:59
折尾 0:20
黒崎 0:25
小倉 0:37/0:39
門司港 0:52
みどりに885系投入
博多~佐世保間の特急「みどり」に885系を投入します。
振り子車両であることから、これまでの783系運用よりも9分の時間短縮が図られるようです。
今回のダイヤ改正で、従来運用されてきた783系担当は22本(上下線合計)となり、885系は10本(上下線合計)が担当することになります。
ソニックでは一般旅客向けに「青いソニック」「白いソニック」という呼び方で分けていますが、かもめについても「白いかもめ」という呼び方が現れるのでしょうか…?
日中快速の運転取りやめ
九州圏の主力通勤路線である鹿児島本線において、これまで運行されていた日中の快速電車の運行を廃止します。
これまで博多駅では毎時6本の本数がありましたが、快速の廃止により5本へと減便することに。
また、現在門司港~折尾間で運行されている北九州ローカル運用については、折尾から筑豊本線を経由して直方まで延伸するダイヤとなります。
車両はどうなる?
今回のダイヤ改正では783系の運用減少、および普通列車の減便などが見込まれています。
その影響を被るであろう783系や415系などの旧型車両についても、配置転換や廃車という可能性が出てきそうですね。
関連リンク
参考文献
九州旅客鉄道「2022 年 9 月 23 日ダイヤ改正 西九州新幹線が開業します 在来線各線区でダイヤを見直します」
サガテレビ「【独自】西九州新幹線開通後 並行在来線の特急「かささぎ」に 長崎本線博多ー肥前鹿島結ぶ【佐賀県】」