南海本線の男里川橋梁において線路が陥没した影響で、南海本線はかなりのダメージを受けており、現在難波~樽井と尾崎~和歌山市間で折り返し運転を行っています。
公式サイトではざっくりとした説明しかなく、詳細な情報がないようなので、詳しい情報をまとめてみました
運休内容
・南海本線なんば~樽井間は、通常通り運行
・10月24日よりJR阪和線にて振替輸送を実施開始。振替乗車票などはなく、手持ちの定期券・乗車券で通れるとのこと(運休区間を超える利用をする場合)
・特急サザンは全列車運休。全車自由席特急などの代替措置がないので、場合によっては普通列車が先着する場合もあり
・尾崎~和歌山市駅間では、普通電車を折り返し運行。
・事故調査委員会が乗り込んでおり、樽井~尾崎の復旧は相当な時間を要する見込み。復旧は年末までズレこむとの情報もあり
【10/26追記】
25日夕方にようやく、南海公式サイトから尾崎駅⇔和歌山市駅間の時刻表が発表されました。但し両端駅の和歌山市駅・尾崎駅のみ。振替先の箱作駅やみさき公園駅などがないのは何故なのか…
こちらから
http://www.nankai.co.jp/var/rev0/0007/8988/timetable_washioza.pdf
【10/27追記】
両駅と途中駅の詳細な時刻表が、ようやく公式サイトさんにて掲載されましたので、ここで引用致します
出典:http://www.nankai.co.jp/var/rev0/0007/9102/timetable_washioza.pdf
出典:http://www.nankai.co.jp/var/rev0/0007/9102/timetable_washioza.pdf
代行バスについて
・樽井~箱作間は、代替交通として路線バス・観光バスを運行(所要時間20~25分程度、朝ラッシュ時は40分程度)
・
ただ、用意されたバスの台数がかなり少なく、1時間に2本程度の便数で3時間近い待ち時間発生も。・バス本数が徐々に出揃った影響か、26日朝時点での待ち時間は40分ほどにまで短縮。
・バスの全本数は24日夕方時点では7台。そのうち3台は他社観光バス(森並観光バス・三位恒産バス・関西空港バス)から応援。1台は自社観光バス。残り4台は路線バス。
・バスは接続する南海電車との連絡を図り、ある程度乗客が乗った後に出発。(おおよそ10~15分間隔)
・代行バス輸送がラッシュ時に追いついていない為か、大阪府教育庁が「臨時通学用バス」を設定。10月30日より運行開始へ
参考URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=29081
代行バス途中経由地
・停車する場所は駅の代替地である樽井駅前・尾崎(黒田交差点・コメダ珈琲阪南店付近)・鳥取ノ荘(鳥取西交差点・ファミリーマート鳥取南店前)・箱作駅前バスロータリーの4つ。但し途中のバス停には箱作駅行きのみ停車。
・尾崎駅から代行バスのバス停まではかなり遠い(15分程度)。和歌山方面からは途中の箱作駅で下車後、大きなバスロータリーで始発のバスに乗るが楽。
・バス代行輸送は多少改善されてきたものの、未だ不便なので、よほどのことがない限りは阪和線振替の方が圧倒的にスムーズ。
尾崎駅の掲示物
尾崎~和歌山市間は30分に1本の運行、とされています。
これは尾崎駅での折り返しを無理矢理行う必要が生じたものの、信号機が折り返しに対応しておらず、手旗信号で電車を誘導する必要があることからこうなっているようです。
先述した代行バスの他、コミュニティバスに乗車してJR阪和線へ抜けるルートもアナウンスされています。
ところが、バスの本数が30分に1本程度とかなり少なく、しかもバスのサイズがかなり小さいので、すぐに満員になります。このルートはあまり頼りになりません。
ルートは尾崎駅前からJR和泉鳥取へ向かう巡回ルート。途中6バス停を経由します。
https://twitter.com/t_mira1/status/922619961566150656
公式サイトなのに情報が少なすぎる
本日私が実際に見てきた記録を全てここに記載しました。不通区間に乗車される方へ参考になれば幸いです。
というか、なぜかこの手の情報が駅掲示物では出ているのにも関わらず、南海公式サイトでは詳しくアナウンスされておらず、情報提供が少なすぎです。愛がなさすぎる。
現場に問い合わせが集まって負担がかかるのではないんでしょうかねえ。何のためのWebサイトなんだ…
今回の事故内容についてはこちら