徳島県東部にある鳴門市は、池谷~鳴門間を結ぶ鳴門線について、泉理彦市長と話し合う「JR鳴門線に関する意見交換会」を7月31日13時半から開くことを発表しました。
参加人数は40人以内(定員に達していない場合は、当日の飛び込み参加も可能)とのことです。
鳴門線を存続させていく為に「必要なこと」「出来ること」について話し合いたいとしています。
参加概要
日時:7月31日(日) 13時30分~15時
場所:鳴門市消防本部3階(鳴門市撫養町) 会議室
対象:どなたでも参加可(市内・市外在住問わず)
募集人数:40人以内(定員に達していない場合、当日の飛び込み参加も可能)
申込み方法:7月22日(金)までに、メールにて以下の内容を記載して送信
(件名)JR鳴門線に関する意見交換会参加希望
(本文) ①参加者全員の氏名(ふりがな)、②住所、③年齢、④電話番号、⑤E-mail
そんなにまずいの?
存続させていくことを…というフレーズから、鳴門線の経営状態がそんなに悪いのかと驚く方もいらっしゃると思います。
今年5月にJR四国が公表したデータによると、鳴門線は営業係数が483で、損失額が1.8億円にも上る赤字路線となっています。
この数字は18路線中5番目に悪く、徳島県内でも阿南~海部間に次いで2番目に悪い数字です。
営業係数とは
100円の収益を得るために必要な経費のこと。100より下は黒字、101以上は赤字です。
営業係数483というのは、「100円の収益を得るために483円が必要」ということになります
他にも悪い線があることから、JR四国が即座に廃止するという事はないと思われますが、行政と危機感の共有という意味では非常に効果的なプレゼンであったと言えるでしょう。
関連リンク
参考文献
- 四国旅客鉄道「線区別収支と営業係数の公表について」