東武鉄道は、東武アーバンパークライン…もとい野田線へ、2024年度以降から新型車両を導入すると発表しました。
新型車両導入自体は喜ばしいことですが、新車は従来の6両から5両に減車されて投入されると共に、従来使用されている60000系車両などについても5連化する模様です。
東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、東武アーバンパークラインに新型車両を導入するとともに、現行6両編成の列車を5両編成化することで、さらなる省エネ化を図り環境問題に対応し、また5両編成化後も適正な列車本数の維持に努めることで、新しい生活様式に伴うご利用状況の変化に対応してまいります(中略)
東武アーバンパークラインにおいて、環境配慮型の新型車両を導入し、省エネ・CO2削減により環境負荷を低減させるとともに、快適性・サービス向上を目指します。また、現在のご利用状況を踏まえ、新型車両導入に際し同路線で運行される列車の1編成あたりの両数を6両から5両に変更することで、従来型の車両についても使用電力量を削減しながら、適正な列車本数の維持に努めることで、より一層の効率化とサービスの両立を目指します
出典:東武鉄道「東武 アーバンパークラインに5両編成の新型車両 を導入 します」
両数の減少は利用者からするとサービスダウンでしかないのですが、その理由が「省エネ化を図り環境問題に対応」と銘打たれていることから、ファンや利用者が困惑する事態となっています。
困惑ポイント
今回のリリース、困惑する文章が多く正直解釈が合っているのか自信がありませんが、ここに注目。
現行6両編成の列車を5両編成化することで、さらなる省エネ化を図り環境問題に対応
5両編成になると省エネ化と環境問題に対応できるの…?
現在、野田線では最新鋭の60000系の他、抵抗制御車の8000系も用いられています。
一般的にVVVF車やチョッパ車両などは電気を効率良く使えることで省エネに優れるという認識から、80~90年代を中心に「省エネ電車」という名目で投入されることが多くみられました。
すなわち今回のリリースは
(省エネに優れたVVVF制御の)5両編成の新型車両投入で
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(6両編成かつ抵抗制御車の)8000系を置き換え
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省エネ化を図り環境問題に対応する
ということなのでしょうか。……だとすると、言葉足らず過ぎませんか…
関連リンク
参考文献
出典:東武鉄道「東武 アーバンパークラインに5両編成の新型車両 を導入します」