東武鉄道株式会社は、2023年度(経済用語では2024年3月期といいます)の決算を公式サイト内にて発表しています。
それによると、今期の売上高は6359億6400万円、純利益(黒字)額は481億6400万円となりました。
着実に
京成や南海のような派手なインバウンド効果はないものの、他鉄道業と同じく乗車人員の順調な回復を背景にしっかりと黒字を確保してきています。
今年度7月からはN100系「スペーシアX」の運行を開始しており、これも運輸業の好調さを支えているようです。
業種 | 売上高 | 営業利益 |
---|---|---|
運輸業(東武鉄道、バス) | 2083億円 | 298億円 |
レジャー事業 (スカイツリー) | 1847億円 | 194億円 |
不動産事業 | 629億円 | 162億円 |
流通事業 | 1656億円 | 44億円 |
その他 | 918億円 | 59億円 |
インバウンド関係では「とうきょうスカイツリー」の入場者数・収益が大きく改善した点が挙げられるでしょうか。
昨年度(2022年度)は286万人だったのが、今年度は447万人と1.5倍近くの伸びを見せています。
来年は減益
2024年度の計画では、今期より人件費の高騰などで減収を見込んでいます。
また以前もお伝えしたように、野田線や東上線に新車を投入する設備投資計画を発表しています。
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