東武鉄道は、2025年より東武アーバンパークライン(野田線)へ、新車の80000系を導入すると発表しました。列車は従来より1両減車した5両となります。
また80000系の導入にあわせて、現行の60000系車両についても5両短縮化が行われ、余剰となった1両(付随車、大宮・船橋方の3号車が該当)を改造し、80000系へ組み込むようです。
製造は近畿車輛が担当します。
新車の概要
今回投入される新車は、以前もご紹介していた通り2024年度以降から投入されると予告していた新しい電車です。
新車の外観はこんな感じ。
60000系より採用している「フューチャーブルー」「ブライトグリーン」のカラーリングをベースに、先頭車両はエッジを効かせた鋭角的なデザインで先進性を表現しています。
また、窓上に車両側面を確認するカメラの設置箇所があることから、将来的にワンマン化も考えられそうですね。
これまで投入されていた60000系車両はこんな感じ。
色の配色は似ていますが、80000系はよりポップなデザインになりましたね
車内は「リビング」をテーマとしたオーソドックスなスタイル。
以前商標登録されて話題となった『たのしーと』を80000系で初設定し、子供部屋をイメージしたわくわくする内装を施すとともに、ベビーカーをご利用のお客様が隣でお座りいただける構造を実現した…とのことです。
代替車両は?
80000系の投入で、「私鉄の103系」とも言われる抵抗制御車の8000系についても、置換・廃車など今後の動向が注目されます。
引退へのカウントダウンとなりますでしょうか…。
【追記】Yahoo!ニュースによると、8000系・10000系は順次置換えられる模様です。
ただし、動態保存車の8111編成についての処遇は未定とのこと。
関連リンク
参考文献
- 東武鉄道「2025年から東武アーバンパークラインに5両編成の新型車両80000系を導入します」、2024年4月16日
- Yahoo!ニュース「東武野田線“新車”導入で大変化! 残る古い車両はどうなる? 東武鉄道に聞く」、2024年4月17日